「アタック・ザ・ブロック」は、サウス・ロンドンのブロック(団地)で繰り広げられる異星人との戦いを描いた作品です。
団地に住む素行がよろしくないクソガキが謎の生物、異星人と遭遇し、戦うことになります。
自分たちの縄張りを守るためにクソガキVSエイリアンの戦いの開幕です!
映画:アタック・ザ・ブロックのあらすじ・概要
公開 | 2011年 |
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監督 | ジョー・コーニッシュ |
主演 | ジョン・ボイエガ |
TOMATOMETER | 90% |
あらすじは単純で、サウス・ロンドンの団地に済んでいるクソガキたちが、ガイ・フォークス・ナイトの日にエイリアンを目撃してビビりながらも撃退してしまい、そこから異星人たちとの戦いが始まるというお話です。
この団地のガキたちが、けっこうクソガキで冒頭で女性から強盗していたりと犯罪もしていますが、中学生ぐらいな感じですね。
クソガキという表現が最も当てはまるのですが、話が進むにつれて、まだ幼く可愛げもあるやつらに見えてきます。
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ゴリラみたいな動物みたいなエイリアン
あまりはっきりは見えないのですが、毛むくじゃらでゴリラのような動きをするのがエイリアンになります。
たまたまガキたちが殺したエイリアンがメスで、そのフェロモンがクソガキに付着していることで、エイリアンが群れを成して集まってきてしまいます。
まぁどんなエイリアンかはわかりませんが、モンスターという感じで捉えておいてよいでしょう。
付着したフェロモンが原因でエイリアンが集まり襲ってくることになりました。
とにかく戦うことには前向きなクソガキは戦いに赴くことになるのでした。
アタック・ザ・ブロックの主要な登場人物
アタック・ザ・ブロックの主人公はクソガキたちのリーダーのモーゼス(ジョン・ボイエガ)とその仲間たちという感じでしょうか。
主なメンバーは、白人のペスト(アレックス・エスメイル)、サブリーダー的なデニス(フランツ・ドラメー)、ちょっとぽっちゃりのジェローム(リーオン・ジョーンズ)、ごみ箱に基本いたビックス(サイモン・ハワード)って感じですね。
クソガキ以外の団地の住人も登場して戦いに巻き込まれることにはなります。
ギャング予備軍ぐらいの感じで、犯罪はしてるんですけど悪ガキみたいな感じですかね。
ゴリラの異星人と戦うべく、武装して頑張りますけど、まぁ痛い目にも合うし死ぬ奴もいるしでけっこう大変です。
ひとりひとりキャラクターも立っていて、魅力的ですが面倒なんで詳しい紹介は割愛します(笑)。
良い人の看護師サム
悪ガキたちに襲われた女性でもあるサム(ジョディ・ウィッテカー)も、異星人との争いに巻き込まれていきます。
ですが、心優しい女性で団地に転居してきたばかりです。
看護婦ということもあり、子供たちに良い影響を与えました。
サムは危険の中で悪ガキたちといる方が安全であると考えて、共闘することになりましたが、絆も芽生えていきます。
意外と重要だったロン
ニック・フロスト演じるロンは、コメディリリーフ的要素もありますが、エイリアンたちが襲ってくる原因を預かっているという一番危険なんじゃないかという役割です。
ですが、彼が預かってたおかげで退治するヒントになったという大手柄でもありますね(笑)。
映画:アタック・ザ・ブロックのネタバレ・感想
まぁフェロモンが原因で、エイリアンというかモンスターに襲われて、それを撃退する団地キッズというだけの話ですので、これがネタバレというかあらすじですね。
個人的には、楽しく観れて好きな作品です。
どこか「AKIRA」を観ているような健康優良不良少年たち。
けっこう暴れてくれますし、怪我や死なども描かれていて戦うことの危険も感じて良かったです。
あとは子供たちが頑張っていましたし、良い大人や良い影響を与える人が側にいれば、悪いことしない素直な子供たちなんだなって感じもして応援できるようにドンドンなっていきます。
もう少しコメディ要素があるのかと思っていましたが、緊迫した感じを保ちつつ、最後までいったのでSFアクションとしても良い出来ではないでしょうか。
街の一角、団地が舞台ということで何となく、子供のころに駄弁ったりしたり、友達と遊んでいた感覚も蘇ってきて、男の子が好きな要素が詰まってる感じがしましたね。
少年の可能性を感じさせるお話
クソガキ、クソガキと言ってきましたが、悪いことをするというよりは暮らしていくためにしているという部分があります。
まぁそれでも擁護することはできませんし、強盗や麻薬を売ることは良いことではないのですが、彼らにはそれしか選択肢がないという感じも受けます。
また、なんとなくこの時間の子の通りは危険、この地区は危険、という雰囲気もあるあると感じられてリアリティを出すことに成功している気がします。
中学生感に共感しやすい
花火とか忍者刀とか、自転車やバイクを使う感じが、現実味があっていいですね。
イギリスが舞台だからか、銃の出番もあまりなく、団地の子供たちが主に戦うので武器という武器もたかが知れているので共感できました。
あとノリもまだまだ子供って感じです。
ギャングたちというより悪ガキとガキ大将という感じですね、小学生ぐらいの子供も仲間に入れて欲しいと言ってきたり、女の子との関わり方も、近所の付き合いというか、子供のころによくある光景に見えます。
確かに犯罪をしていたりドラッグが出てきたりとハードな面もありますが、厄介な先輩ハイハッツなども出てきたりしてあるなって思うぐらいの感じでリアリティがあって共感がしやすかったです。
アタック・ザ・ブロック、オススメです!
UFOもレーザー銃も出てきませんが、SFものとして、アタック・ザ・ブロックは楽しめる映画になっています。
エイリアンがやってくるというとよくある感じですが、現実にこういうエイリアンが来たらこうなるかもなって感じです。
子供たちが主役ですが、演技も良く、大人が観ても楽しめると思います。
エイリアンが団地に来るというのだけで面白いですし、それをクソガキが戦うというのも良いです(笑)。
どこか漂うAKIRA感が、個人的に感じられ好きな作品です。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「アタック・ザ・ブロック」、オススメです!
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