邦題がつくとえらく長いタイトルの
「ディス・イズ・ジ・エンド/俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」
は、ハリウッドスターが本人役で多く出ているセルフパロディ的なコメディ映画です。
セス・ローゲンまわりの俳優たちがメインになっていて、フル回転でバカをやっているだけのような映画です。
目次
映画:ディス・イズ・ジ・エンドのあらすじ・概要
公開 | 2008年 |
---|---|
監督 | セス・ローゲン&エヴァン・ゴールドバーグ |
主演 | セス・ローゲン |
TOMATOMETER | 83% |
ハリウッドスターたちが、本人を演じてバカをやるという今作。
パーティーでバカ騒ぎしていたら、突然の災害なのかよくわからない危機的状況に陥ってしまい生き抜くために協力したり、裏切ったりという感じです。
みんなが、ゲスな本人役を演じており、バカ丸出しで最高です。
果たして、災害なのか、危機的状況から生き延びられるのか、この状況は何なのか、何が起こっているのか、などはどうでもよくなるぐらい、バカっぷりを楽しめる作品です。
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ディス・イズ・ジ・エンドは豪華なメンツが本人役
メインとなるメンツは、
- セス・ローゲン
- ジェイ・バルシェル
- ジェームズ・フランコ
- ジョナ・ヒル
- クレイグ・ロビンソン
- ダニー・マクブライド
セス・ローゲン周りでのお馴染みのメンツというか、最高な6人です。
また、本人役で、ハリーポッターのハーマイオニーで知られるエマ・ワトソン。
スーパーバットの主演でお馴染みのマイケル・セラとクリストファー・ミンツ=プラッセ。
今では、マーベル・ヒーローのポール・ラッドや歌手のリアーナなどのスターたちも多数本人役で出演しています。
カメオでチャニング・テイタムも出てましたね。
ディス・イズ・ジ・エンドの主要な登場人物
ディス・イズ・ジ・エンドの主人公は、一応はセス・ローゲンということかな。
役割的、ストーリー的に主人公は、ジェイ・バルシェルと言ってもいいかもしれない。
現実でも友人であるセスとジェイが、久々に再開し二人で遊ぶところから話は始まります。
セスの親友である、ジェームズ・フランコが新築パーティーをしていると知り、セスはジェイと向かいます。
そのパーティーに、ジョナ・ヒルやクレイグ・ロビンソン、エマ・ワトソン、リアーナ、なども参加しているという形で豪華な共演ということになります。
ダニー・マクブライドはパーティーに招かれてないけど、勝手に来たという設定です。
メイン6人のキャラクター
ジェイ以外の5人は友人であるという感じで、ジェイはセスとは友人で他とは友達になる気はあまりないといった感じです。
セスとフランコは親友という感じですね。
ジョナは、八方美人な感じで、若干気取っています。
クレイグは一応、バランサーという感じで、ダニーは厄介者でありトラブルメーカーで嫌われ者っていう感じです。
セルフパロディしまくりで、よりアホにゲスに演じており、ストーリー的にはこの6人のサバイバルや掛け合いがメインになります。
まぁ、このメンツだからバカで面白いことになって当然ですね。
映画:ディス・イズ・ジ・エンドのネタバレ・感想
突然、「ヨハネの黙示録」的な終末が訪れてしまい、パニックになり、サバイブしていく様を面白おかしく描いています。
元ネタは短編で公開された「Jay and Seth versus the Apocalypse」から来ているそうです。
災害ではなく、世界の終りで悪魔的なものが外に溢れています。
善人や善い行いをすれば、天に召される仕組みになっていることにもハリウッドスターは終盤まで気がつきませんし、召されていないということは善人ではないということです(笑)。
災害かなんかだと思ってるうちは、フランコ邸に立てこもり生き長らえようとしている6人でしたが、食料の分配や人間関係の問題などでいろいろといざこざも増えていきます。
パーティーの最中にこのような事態になってしまったので、酒やドラッグが多く残されており、それを嗜みながら暇つぶしやバカをしてる様も笑えます。
「スモーキング・ハイ」の続編も作ったりしてね。
フランコは自分が言った通りの結末になっていて伏線と呼ぶほどのもんでもないですが、良かったです。
ジェイによるジョナへの悪魔祓いも、同じこと言うだけだけどちょっと効果が出ていて面白かったです。
最低で最高なクソ野郎たち
とにかくゲス野郎を面白く演じています。
表面上は輪や思いやりを持っている風にダニー以外は見せてますが、みんな自分勝手です。
また、嘘や日ごろの不満なども相まって喧嘩してしまう始末。
でも、こんなゲス野郎を見ていても何か嫌な気持ちにはさせない。
アホだなぁとか思いながらヘラヘラと笑って観られるので楽しめます。
黙示録的になる前も、面白いです。
ジェイとセスで遊んでいるとこだけでも、もっと観てられますし、セスがフランコ邸に来た時のフランコのリアクションとかも好きですね(笑)。
マイケル・セラ、エマ・ワトソンなど、美味しいチョイ役たち
マイケル・セラなんて、美味しい役どころ持って行ってますよね。
アホでクズっぷり発揮してるし、死ぬ様っぷりもマヌケでいいし(笑)。
エマ・ワトソンのことは、みんな大好き。
でも、扱いは特にヒロインというわけでもなく、性の対象として見られて危機感を感じての退場は笑えましたね。
チャニング・テイタムもダニーの飼い犬として登場して、最低な役だけどしっかり演じていて笑えました。
ディス・イズ・ジ・エンドの天国シーン最高!
なんやかんやあって、セスとジェイ、クレイグは天国に行けます。
天国に行くときの青い光と音楽の無駄な演出感も好きです。
最後は、バックストリートボーイズが出てきてみんなで踊ってハッピー(笑)。
バックストリートボーイズと踊って楽しめるぐらいの善人になったということなのか、イマイチ、バックストリートボーイズのことよく知らないけど、しょうもない天国感とハッピー感を出していて、良い終わり方で好きです。
ディス・イズ・ジ・エンド、オススメです!
なんとなくセス・ローゲン好きだけど、「ディス・イズ・ジ・エンド」は、観ていなかったのですが、観たらセス・ローゲンの中でも一番好きかも!というぐらいのバカっぷりが楽しめる作品です。
とにかく、悪ふざけと悪ノリを最初から最後まで徹底していて素晴らしい。
セルフパロディや自虐、毒などもふんだんにありエンターテイメントに徹した映画です。
映画はやっぱり楽しめなくちゃという部分もあるので、セスたちが好きな方は相当楽しめると思います。
黙示録的な話だけど、キリスト教とかもパロディしている感じもして、難しいことは特にが考えないで大丈夫(笑)。
死人も多く出ますが、一ミリも悲しくならない映画は珍しいでしょう!
とにかく、百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「ディス・イズ・ジ・エンド/俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」、オススメです!
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