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【SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁】劇場公開されたカンバーバッチ版ホームズの特別編!

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」は、イギリスBBCで制作されている、

現代版ホームズを描いた人気ドラマ、「SHERLOCK」の特別編になります。

シーズン3から4の間に、制作され一部地域では劇場公開された作品になります。

映画:SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁の概要

公開2016年
監督ダグラス・マッキノン
主演ベネディクト・カンバーバッチ
TOMATOMETER61%

現代を舞台に大胆にシャーロック・ホームズを描いた人気海外ドラマ「SHERLOCK」の特別編。

原作などで言及があれど、細部が描かれていない「語られざる事件」のひとつである、

リコレッティ夫人の幽霊の謎」を中心に、舞台を原作通りのヴィクトリア時代の1895年に移して制作されました。

現代版のSHERLOCK自体が、ある意味クラシック化しているほどの完成度と面白さのドラマでしたが、

キャストをそのままに原作のイメージと時代に置き換えた、ファンへのプレゼント的な作品ともいえます。


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SHERLOCK/シャーロック「忌まわしき花嫁」事件とは

リコレッティ夫人の幽霊の謎記事内の画像は「IMDb」から引用

リコレッティ夫人が花嫁姿で、両手に拳銃を持ち、

通りに行く人々に向けて乱射したのちに、頭を打ち抜き自殺したという事件が、

レストレード警部(ルパート・グレイヴス)から、語られます。

ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、犯人は死んだのなら解決ではないかといいますが、

自殺したはずのリコレッティ夫人は、その夜に夫トーマスをショットガンで殺すという事件を起こします。

リコレッティ夫人は死んでいるはずですが、その後もリコレッティ夫人の亡霊を思わせる事件が続き、

ワトソン(マーティン・フリーマン)は、「ホームズを肉体的・精神的に最も追い詰めた事件」として記録した、

忌まわしき花嫁」の事件の真相を追っていくことになります。

精神の宮殿が過去と現在のシャーロックを繋ぐ

推理をするシャーロック記事内の画像は「IMDb」から引用

シンプルに原作通りにSHERLOCKチームが、シャーロック・ホームズを描いたんだろっって、

思っていたのですが、そうではないのが「シャーロック 忌まわしき花嫁」です。

シャーロックの特殊能力の、精神の宮殿ことマインド・パレスとドラッグ癖の設定を使って、

現実なのか妄想なのか、シャーロックの頭の中の世界なのか思わす作りになっています。

現代のシャーロックが空想したシュミレーションなのか、

1895年のシャーロックが薬で観た世界が現代なのかと、

時代を跨いだシャーロックを両方楽しめますし、精神の宮殿とドラッグを用いることで、

ある種のドラッグ・ムービーのようにも観えて、楽しめます。

原作の空気と「SHERLOCK」の空気が融合

調査に向かうワトソンとシャーロック記事内の画像は「IMDb」から引用

ただ単に原作通り1895年代でやろうぜということではなく、

現代と行き来する演出や、SHERLOCKで作り上げたキャラクター性を、

原作の設定やリスペクトを込めてうまいことやっています。

まぁ、この部分は通常のSHERLOCKでもそうですけどね。

現代版として傑作のSHERLOCKですが、やはり原作通りの設定やイメージ通りの街並みや服装を、

愛すべきキャラクター性をより持たせ、独自のエッセンスやユーモアを含んだ、

SHERLOCKの空気と融合させて観ることができたのは、ファンとしては嬉しい限りです。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のネタバレ・感想

銃を向け合うモリアーティとシャーロック記事内の画像は「IMDb」から引用

SHERLOCK特別編の忌まわしき花嫁ですが、

事件としての完成度は通常のドラマ版のが良いです。

亡霊が殺すというエキセントリックな事件ですが、

捜査や謎解きには、そこまでの盛り上がりはない印象です。

ですが、1895年を駆け回り、ラリるベネディクト・カンバーバッチにはテンションは上がります。

また、時代を現代に置き換え、独自のエッセンスを持ったSHERLOCKはSHERLOCKで正典となっている、

ということを感じさせてくれる作品でもあります。

ある意味でもう、原作からは離れているレベルの作品にシーズン1~3でなっているということです。

ドラマでお馴染みの面々も登場し、原作通りの時代を駆け回る姿はホームズ好きとしては上がります。

ですが、SHERLOCKからホームズに入ったファンは、今作を観なくても良い感もなくはないです。

原作通りの時代で作るなら、別の事件で観たかったという気持ちもありますし、

また、原作通りの設定で作ってくれるのなら観たいという気持ちもありますが、

現代版ホームズの正典であるSHERLOCKのシーズンの制作に力を注いで欲しいなというのが本音です。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁、ファン必見!

ジョン・ワトソンとシャーロック・ホームズ記事内の画像は「IMDb」から引用

特別編ドラマとして制作された、

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁ですが、映画として扱われてもいる作品です。

また、通常のSHERLOCKシリーズもドラマの枠を超えたクオリティを持っています。

SHERLOCKシリーズも大変面白いのでオススメですし、

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁では、冒頭でシーズン1~3のダイジェストが流れますので、

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁から、観てみるかというのもなしではないです。

また、通常のSHERLOCKシリーズのファンであれば、楽しめる要素も多いと思います。

とにかく百聞は一見に如かずですので、

「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」、SHERLOCKファンなら必見です!


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