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【デッドプール】映画の「デッドプール」は、愛に溢れたラブストーリーだった!

映画のデッドプールのイメージ

日本でも大人気の「デッドプール」の待望の映画第1弾が今作です!

ウルヴァリン: X-MEN ZERO」のデッドプールはなかったことにしましょう!

(なんで、ああなったんだ?)

とにかく、デッドプールが実写になった素敵な作品です。

映画:デッドプールのあらすじ・概要

公開2016年
監督ティム・ミラー
主演ライアン・レイノルズ
TOMATOMETER83%

デッドプールは、Marvel Comics(マーベル・マーヴル)のヒーローになります。

キャラクター説明ってマーベルの場合、難しいんですよね。

コミックの作品や世界観、時間軸、次元などによって変わることも多くありますし、設定が覆ることもなくはないからです。

映画自体のストーリーの流れとしては、

  • デッドプール登場(本筋の前振り)
  • デッドプールになる前の回想
  • デッドプールになる経緯
  • デッドプールになってから冒頭に繋がるまで
  • 本筋に戻る
  • クライマックス

という感じです。

なので、別に細かいことを知らなくても観れば楽しむことができます。

まぁ1作目なんで親切に作られています。


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デッドプールの能力・特徴

タクシーで移動するデッドプール記事内の画像は「IMDb」から引用

デッドプールの多くの作品に共通するキャラクターとしての特徴は、

  • 不死身(ヒーリング・ファクター、不死の呪い)
  • 多重人格(複数の自分自身との会話、独り言)
  • 優れた傭兵(雇われて気が向けば仕事するぜってスタンス)
  • おしゃべり・ジョークを言う(陽気というかふざけてることが多い)
  • 第4の壁の破壊(読者や観客に話しかけたり、製作陣の話をする)

っていうのは大体どの作品にも共通する部分です。

死神とラブラブだったり、コミックの作者を殺しに行ったりとか型破りなキャラクターです。

まあでも、チャーミングでクールなんで人気があるんです。

今作では、今作としてのデッドプール誕生の経緯から、一通りの能力と持ち味としてのキャラクター性を発揮しています。

デッドプールって誰だよ?」って方も十分楽しめる作品になっています。

映画:デッドプールの主要キャラクター

ウェイドとヴァネッサ記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

デッドプール a.k.a.ウェイド・ウィルソン

我らがデッドプールです。

演じるのは、映画版のブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)の元旦那こと、

2010年のピープル誌が選ぶ「最もセクシーな男」である、

ライアン・レイノルズです!

ライアン・レイノルズはデッドプールを自分のものにした感じがします。

いわゆるコスプレで終わってない、生身のデッドプールが誕生した功績や今作のデッドプールの良さは、ライアン・レイノルズの仕事が大きいと感じました。

日本でもそうですけど、コミックものの映像作品はコスプレのお遊戯になってしまってるか、しっかりとキャラクターに命を吹き込めたかがカギになります。

デッドプールはしっかりとコミックから現実に生まれ出てくれたと感じてますので、

ビッグアップ!ライアン・レイノルズ!」って感じです。

フランシス・フリーマン a.k.a.エイジャックス

フランシス・フリーマン a.k.a.エイジャックス記事内の画像は「IMDb」から引用

今作のヴィランはコイツです!

マザファッキン・エイジャックス!

ウェイドをデッドプールにした張本人にして、ミュータントを密売する悪党です。

自分自身もミュータント能力があるため、けっこうな強さを持っていて、今作最大の敵になります。

エイジャックスも中々良かったです!

ヴァネッサ

ヴァネッサ記事内の画像は「IMDb」から引用

ヒロインとセクシー担当です!

ヴァネッサとウェイドのラブストーリーでもある今作。

けっこう真面目で頑張る可愛いヒロインで素敵です!

コピーキャットってキャラクターの本名が採用されているんですが、今作では特に能力は使用していません。

コピーキャットの能力は、変身能力なんで捕まってからは使ったとこであんま意味ないんですけどね。

デッドプール2」でどうなるか、というか出てるのか期待です!

映画:デッドプールのネタバレ・感想

陽気に敵を待つデッドプール記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

X-MENのスピンオフということで、個人的に旧X-MEN3部作から感じる陰気臭い感じは完全払拭されていて、むしろこういうのが観たかったんだよ!ってのが感想です。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション」から始まった新X-MEN3部作は旧3部作に比べて面白くなってきているけど、同時に中途半端に旧3部作との関連を持たせているせいで、X-MENに対して、わかりにくさも生んでしまっている感もあります。

まあ、X-MENシリーズ自体がいろいろややこしいので仕方がない部分もあるんですが、

デッドプール」では、そんなわかりにくさや陰気臭さは、すべて吹っ飛んでいます。

「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」でのデッドプールも、今作のデッドプールで見事に殺してくれましたしね。

そして、面白いけど何となく漂うX-MENへの負の感情や映画シリーズに対する鬱憤まで晴らしてくれています。

あらすじは、簡単に言ってしまえば復讐劇と救出劇って感じです。

難しい設定も特になく、デッドプールを好きになれれば楽しむだけです。

映画:デッドプールの好きなシーン

デッドプールの戦闘シーン記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

まずは、やっぱりバトルシーンです。

ヒーローの映画に戦い、バトルシーンはつきものです。

デッドプールは元々が傭兵であり暗殺者というキャラクターなので敵を殺すことに何の躊躇もないところが最高です。

よくある敵が殺しに来てるのに、甘ちゃんなやつが躊躇したりしてピンチになるみたいなイライラする演出があるじゃないですか?

そういうのは、一切ない!

スーパーヒーローが、そんじょそこらの奴にやられるわけないんで気持ち良いぐらいバッサリやってくれます。

また、自分自身が不死身のようなものなので、戦いを恐れずに楽しみ無茶もこなすという観ているこっちとしては楽しくなる要素が満載のキャラクターです。

冒頭から、キッチリ暴れてくれるのでスッキリした気分でこれからの展開を楽しむことができます。

欲を言えば、「もっと過激にやってくれても問題なかったよ!」ってぐらいですね。

X-MENや友人たちとの絡みが面白い

X-MENとデッドプール記事内の画像は「IMDb」から引用

予算の都合からなのか、2人だけX-MENのキャラクターが登場します。

X-MEN関連の話しやX-MEN自体に対するデッドプールの言い回しも面白くて共感できます。

また、タクシーの運転手や友人のヴィーゼル、同居人の盲目の老女アルとのやりとりも秀逸です。

独り言や自分との会話、第四の壁破壊のような会話ももっとあっても良かったかなとも思いますが、

デッドプールの顔見せともいえる今作はストーリーもわかりやすいし、ぶっ飛び過ぎない範囲で楽しめるようにうまく出来ているのではないでしょうか。

スーツができるまでも楽しい

マスクを脱ぐデッドプール記事内の画像は「IMDb」から引用

デッドプールになると決めてから、暴れ出すのですがスーツを自作して完成形までの流れも楽しく観れます。

あのクールなスーツの誕生を目撃できます。

スパイダーマンみたいに試行錯誤したんだね。

スーツを作る過程と同時に、敵を倒して情報を手に入れていく過程も描かれていて気持ち良いテンポで観れました!

映画:デッドプールの好きなセリフ

お喋りなデッドプール記事内の画像は「IMDb」から引用

デッドプールは、よく喋ります。

よく映画で説明セリフだなとか、余計なセリフだなとか感じる作品もありますが、デッドプールの場合は、常に一人でもしゃべっていて支離滅裂なことを言うようなキャラクターなのでセリフが多くても不自然さを感じさせませんし、説明させても違和感が生まれないのでテンポが崩れなくて良いんです。

ですが、その分面白くないセリフは禁物なキャラクター。

セリフが面白かったのも今作成功のポイントですね。

笑えるセリフはもちろん、けっこう良いことも言うんです。

メタ表現や小ネタは言い出すとキリがないぐらい含まれてますし、字幕も良かったですね。

あと、ライアン・レイノルズの声と話し方がデッドプールに合ってましたね!

そうそう!こんな声のイメージだわ」って感じが持てたのが個人的には良かったです。

人生は災難の連続、でもたまに幸せなCMが入る

プロポーズが成功するウェイド記事内の画像は「IMDb」から引用

これは、プロポーズがOKだった時の気分を現したセリフなんですが、まさにその通り。

今作品でもそうですし、本当の人生にも当てはまる良い言葉です。

CMという短い瞬間であるという表現が上手いですよね。

デッドプールはキャラクター先行のイメージですが、けっこう過酷な人生を歩んでいるキャラクターです。

個人的な問題も大きな絶望も抱えているキャラクターなので、この言葉には重みを感じます。

一見、陽気で能天気キャラのようですがそれでけじゃない魅力がデッドプールの人気に隠れている気がします。

彼女の顔を記憶に焼きつけていた

寄り添うウェイドとヴァネッサ記事内の画像は「IMDb」から引用

末期がんが見つかり、医師から説明を受けていてヴァネッサが説明や意見を述べているときの、ウェイドの回想です。

本当に大事なものがこの時点でわかっているかのようです。

また、自分に残しておくべき価値があるものを刻み込んでいる姿は感動的です。

ガンほど最低なものはないと言うウェイドは、最高のものを大事にしたいと考えて決断をします。

チミ・ファッキン・チャンガ!!!

戦いに向かうデッドプール記事内の画像は「IMDb」から引用

デッドプールの好物とされる、チミチャンガ

最終バトルに向かう前に、気合を入れたデッドプールが言います。

出た出た!

待ってました!」というようなセリフなので単純にテンションが上がりました。

デッドプール、オススメ!「デッドプール2」にも期待!

デッドプールとコロッサス記事内の画像は「IMDb」から引用

デッドプールは、一人で観ても友だちと観ても、カップルで観ても楽しめる映画だと思います。

ハチャメチャなデッドプールが目的のために突き進む姿や困難を乗り越える姿は面白くて感動もできます。

余計なことを考えずに楽しめるヒーロー映画にもしっかりなっていますのでスカッとしたいときやお酒を飲みながら楽しむなどの鑑賞の仕方も適していると思います。

デッドプール2」も公開されますし、今後のマーベルキャラクターとの絡みはあるのかなどと期待してしまいます。

スパイダーマンとのコメディタッチなスピンオフとか観たいですねえ。

まぁ細かいストーリーの解説などはあまりしていませんが、百聞は一見に如かずですので、

言いたいことは、

「デッドプール」、オススメです!


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