「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」は、
カナダを舞台にしたブライアン・リー・オマリーのコミック「スコット・ピルグリム」の映画化作品です。
コミックの雰囲気をそのままに、任天堂のゲームをオマージュした演出を巧みに使った、
エドガー・ライトの手腕が光る、新感覚のコメディ映画です!
目次
映画:スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団・概要
公開 | 2010年 |
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監督 | エドガー・ライト |
主演 | マイケル・セラ |
TOMATOMETER | 81% |
カナダに住み、セックス・ボブオムのベーシストとして活動し女子高生との交際を始めたボンクラ青年のスコット・ピルグリム。
女子高生と交際し始めたことで若干周りから引かれていた矢先に、ラモーナという女性に一目惚れをして乗り換えをしようとします。
何とか交際ができそうなところまでこぎつけましたが、ラモーナと付き合うにはラモーナの元カレ軍団と戦わなければならないという超展開になっていきます。
バンド活動と並行し、戦いの日々を過ごし、身勝手な行動もあったり恋に人間関係に悩みながらも戦います。
スコットは戦いを通じて、ラモーナへの思いを深めると同時に自分の身勝手さを反省し成長していきます。
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スコット・ピルグリムはセックス・ボブオムのベーシスト!
主人公のスコット・ピルグリム(マイケル・セラ)は、セックス・ボブオムのベーシストとして活動しています。
セックスボブオムは、
ボーカルのスティーヴン・スティルス(マーク・ウェバー)とドラムのキム・パイン(アリソン・ピル)からなる3ピースバンドです。
元カレ軍団との戦い意外にバンドのデビューを目指すという部分もあります。
キムとは過去に少々あったらしくぎこちない部分はがあります。
バンドマンのスコット・ピルグリムは地味に女性との浮いた話はありますが、ボンクラでオタク気質の青年です。
アジア系の女子高生のナイブス・チャウ(エレン・ウォン)と付き合うことになり、
ナイブスはスコットにベタ惚れでスコットもまんざらではなかったのですが、ラモーナに出会い一気に心変わります。
元カレ軍団との戦いは巻き込まれですが、自分勝手で優柔不断な面もあり、元カレ軍団との戦いのほかにナイブスとの関係という面倒を抱えてしまいます。
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スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 オリジナル・サウンドトラック
スコットは彼女がいるのに謎多きラモーナに一目惚れ!
ナイブスと付き合い出したスコットは偶然出会ったラモーナ・フラワーズ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に一瞬で惚れてしまいます。
謎多き不思議な魅力を持つラモーナにスコットは夢中になります。
なんとかラモーナと接点を持ち、デートまでこぎつけて付き合う寸前までたどり着きました。
いざ、これからというときに謎のメールが届き、スコットは戦いの中に巻き込まれて行きます。
ラモーナと付き合うために元カレ軍団とのバトルが勃発!
ラモーナと付き合いたいスコットを倒すために、ラモーナの元恋人の7人からなる、
邪悪な元カレ軍団がスコットを襲います。
邪悪な元カレ軍団は、
- インド系のマシュー・パテル(サティヤ・バーバー)
- 役者のルーカス・リー(クリス・エヴァンス)
- 女性のロキシー・リヒター(メイ・ホイットマン)
- ヴィーガンのトッド・イングラム(ブランドン・ラウス)
- 双子のカタヤナギブラザーズ(斉藤慶太・斉藤祥太)
- 黒幕のギデオン・グレイヴズ(ジェイソン・シュワルツマン)
で構成されており、それぞれラモーナとの過去と特殊能力を持っています。
ギデオンがラモーナを支配するために軍団を組織し、レーベルも持っているギデオンは、
恋敵としてもバンド活動にとっても立ちふさがる巨大な存在でスコットの最大の敵になります。
恋にバンドに悩みながらスコットの戦いは続く!
スコットはラモーナの元カレと戦うだけでも大変ですが、戦う際にラモーナの昔の恋愛を知ることでダメージも受けています。
また、元カレの中にはスターもいればライバルバンドのメンバーもいますし、
黒幕は音楽レーベルを持っているプロデューサーのギデオンです。
ラモーナを思う気持ちは本物ですが、バンド活動や過去の自分の行いや周りの人間関係の変化もあり、
悩みや苦闘を強いられながらも、スコットはギデオンを倒すために戦いに行くことになります。
スコットは戦いを通じて自分自身を成長させる!
スコットは戦いで元カレを倒したり、人間的に成長することで、
1UPしたり、レベルアップしたりします。
物語の冒頭や過去の行いを周りの人間から諫められている部分も多かったのですが、
スコットは意に介していない様子で自分勝手でした。
ですが、ラモーナを巡る元カレたちとの戦いやナイブスの存在、
ギデオンに一度やられたことで目を覚まし反省し成長することで、
スコットはバトル能力と共に人間的にも成長しレベルアップしていきます。
映画:スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団・感想
映画のスコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団は、
コミックのまんまみたいな役者陣とゲームやアニメをオマージュした演出、フレッシュですよねえ(笑)。
しかも、キャストも地味に豪華だし。
音楽は良いなと思ったらBECKだしと最高ですよ。
スコットの元カノのエンヴィー・アダムズは、キャプテン・マーベルのブリー・ラーソンですし、
妹はエドガー・ライトの元カノのアナ・ケンドリッだし豪華ですなー。
地味に良かったのは、スコットと住んでいるゲイのウォレスを演じたキーラン・カルキンですね。
存在感も抜群だし、面白いキャラクターでした。
ナイブスも狂気感じたし、良い具合のヴィジュアル感で抜群でした。
アクションシーンは格闘ゲームみたいで楽しいし、倒した敵がコインになるのも良い。
ストーリーはぶっ飛んでるけど最初から最後までテンションをキープしているし、
展開のテンポも着地も良くて楽しい要素が詰まってます!
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スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団、面白い!
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団は、エドガー・ライトの巧みな演出と、
フレッシュかつ実力を兼ね備えた若いキャストの力と、
原作コミックが持つ不思議な魅力と世界観が見事に融合した映画です。
アメコミや任天堂ゲーム、ギャグ、バンド、などなどボンクラが好きな要素が詰まっている素敵な映画です。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」、オススメです!
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