「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」は、MCUでのキャプテン・アメリカの初単独作です。
次作が、「アベンジャーズ」になり、ある意味で今作まではアベンジャーズへの壮大な前振りでもあったわけです。
最後のピースだった、キャプテン・アメリカの誕生の物語から現在に繋がるまでの重要な作品です。
目次
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーの概要
公開 | 2011年 |
---|---|
監督 | ジョー・ジョンストン |
主演 | クリス・エヴァンス |
TOMATOMETER | 80% |
現代で氷の中から発見されたキャプテン・アメリカ。
アメリカの英雄であり、ヒーローの先駆者的な存在ともいえるキャプテン・アメリカが、
どのように誕生し、活躍をして行き、なぜ氷の中から発見されることになったのか。
現代から、第二次世界大戦真っ只中の1942年に舞台を移し、キャプテン・アメリカの誕生と活躍が描かれます。
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正義感だけの軟弱青年だったスティーブ・ロジャース
後にキャプテン・アメリカとなるスティーブ・ロジャーズ(クリス・エヴァンス)は、愛国が強く従軍の意志も強いのですが、
小柄かつ病弱、軟弱の普通以下の虚弱体質で軍に入れない状態でした。
ですが、強い愛国心、正義感、自己犠牲や奉仕の精神を持ち、周りからも人間性は高く評価されています。
人格や人間性がSSRの目に留まり、訓練やテストを受けてスーパーソルジャー計画の被験者に選ばれます。
スティーブの親友バッキーも従軍
後にウィンター・ソルジャーとなるジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ(セバスチャン・スタン)が、親友として登場しています。
スティーブとは対照的で、プレイボーイで体格にも恵まれて先に戦場にも行っています。
貧弱なスティーブの親友であり理解者で気にかけており、家族同然の存在です。
キャプテン・アメリカとなったスティーブとは戦場で再会します。
スーパーソルジャー計画でキャプテン・アメリカになる
ドイツからアメリカに亡命してきたSSR代表エイブラハム・アースキンは、スーパーソルジャー計画の責任者であり、
スーパーソルジャーに適した人物は力だけではなく人格も優れていないといけないと考えておりスティーブこそ適任だと考えています。
力に敬意を持つことをスティーブに語り、実験を行いスティーブをキャプテン・アメリカに生まれ変わらせます。
ですが、実験直後にスパイに撃たれて命を落とします。
死の間際にも、スティーブに、
「力が生まれつき強い者は、力に敬意を払わないが、力の価値を知る弱者は力への敬意を持ち、他者への痛みと憐れみも知る」
という考えを再度伝えて、力のあり方を諭しました。
、スティーブ自身に大きな影響をいろいろな意味で与えた人物であり、キャプテン・アメリカ誕生のキーマンでした。
SSRの女性士官:エージェント・カーター
エージェント・カーター(ヘイリー・アトウェル)は、SSRの士官であり後にスーパーヒーローと大きく関わる、
S.H.I.E.L.D.の創設メンバーでもあります。
ヒロインのような役割もあり、スティーブへの思いを募らせていきます。
優秀な兵士でもあるカーターは、危険な任務を行うスティーブと一緒に行動もします。
また、ドラマでエージェント・カーターが主役のスピンオフのドラマ、
「Marvel’s Agent Carter」も制作されています。
アメリカ陸軍大佐:チェスター・フィリップス
チェスター・フィリップス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)は、アメリカ陸軍大佐でSSR指揮官です。
また、スーパーソルジャー計画にも大きく関わっています。
ひ弱なスティーブが候補者であることに懐疑的ではあるが、徐々に認めていきます。
スーパーソルジャーになってからも、あまり興味がない感じでしたが、スティーブが手柄を挙げだすと見直して協力していくことになります。
トニー・スタークの父親のハワード・スターク
アイアンマンことトニー・スタークの父親のハワード・スターク(ドミニク・クーパー)が、若かりし姿で登場しています。
スターク・インダストリーズの社長として軍やSSRに兵器や技術を提供しています。
スーパーソルジャー計画にも携わり、スティーブとも戦友と言える関係になります。
トニーと同様に派手でプレイボーイで親子って感じがビンビンです(笑)。
キャプテン・アメリカとして戦場の英雄になる
キャプテン・アメリカとなったスティーブは、戦場で役に立てると思いましたが、
広報や慰安活動などのマスコット的な任務ばかりで、ピエロのような存在で兵士からもバカにされていました。
しかし、バッキーが所属している部隊の救出に単独で向かい、ヒドラの基地からバッキーら400名近い兵士を救出し英雄視されます。
このことから大佐もキャプテン・アメリカを認めて、バッキーを含む数人をスカウトして特殊チームを結成。
キャプテン・アメリカはチームを率いて、レッド・スカルとヒドラを追い詰めていきます。
レッド・スカル率いるヒドラがヴィラン
ナチスの極秘組織のヒドラの創設者、レッド・スカルことヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)が、ヴィランです。
レッド・スカルは、ナチスの将校であり超人血清を投与された超人でもあります。
お馴染みの悪の組織であるヒドラによる世界征服を企んでおり、キャプテン・アメリカとは腐れ縁のような悪役です。
ヒドラの科学者アーニム・ゾラ
アーニム・ゾラ(トビー・ジョーンズ)は、科学者でコズミック・キューブに対する科学的興味から協力していますが、ヒドラの信奉者でもあります。
様々な兵器の開発やヒドラの科学力を支えている人物です。
SSRに捕虜として尋問されていますが、ヒドラ再興を企んでいます。
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーの感想
キャプテン・アメリカは、有名だけどダサいイメージを個人的に持っていましたが、
MCU版の映画で、カッコよさも感じることができるようになったのは見事です。
しかも、バランスよくダサさも残していて、ただの堅物のようなヒーローではなく愛されるヒーローになったでしょう。
実際は、極端な愛国者みたいな部分もあるのですが、嫌な雰囲気を持たないで観れます。
アベンジャーズのための映画という部分もありますが、映画のキャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーは、
単独作としても十分に楽しめます。
見た目だけのイメージであまりよく知らなかったキャプテン・アメリカを今作を観ればよく知ることができますし、
現代に復活するまでの活動期間がこんなに少なかったのか!って部分は驚きでした。
MCU版キャプテン・アメリカの映画第1弾、オススメです!
MCUシリーズの、最初の目標はアベンジャーズまでたどり着くということだったでしょう。
エンドクレジット前後の匂わせで、MCUの広がりを感じていたファンにとって、
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーを観てキャプテン・アメリカの登場を観れば、
マーベルの世界観や歴史の長さをより感じることでしょう。
ようやく駒が揃い、役者が出揃ったキャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー。
これから長く続く、マーベル・シネマティック・ユニバースの区切りでもあり、新たな一歩でもあります。
お馴染みになったアベンジャーズへの道のりにおいての重要な作品でもあり、キャプテン・アメリカという存在をよく知ることができる映画です。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、オススメです!
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