映画

【宇宙人ポール】オタクなイギリス人とアメリカンなエイリアンの珍道中!

宇宙人ポールのイメージ

いやいや、サイモン&ニックにセス・ローゲンが組み合わさって面白くないわけないじゃんという感じの「宇宙人ポール」。

監督にアメリカで大ヒットした「スーパーバッド」 の監督のグレッグ・モットーラ。

脚本はサイモン&ニックと最高なタッグです。

施設から逃げ出して来た陽気なエイリアンと、SF好きのイギリスからの旅行者が、繰り広げるハチャメチャ珍道中です。

映画:宇宙人ポールのあらすじ・概要

公開2011年
監督グレッグ・モットーラ
主演サイモン・ペグ
TOMATOMETER71%

SFやコミック、映画が好きないわゆるナード、オタクな二人のイギリス人が、コミコンに訪れるためにアメリカを旅行しています。

コミコンを堪能した二人は、キャンピングカーでアメリカを旅して、様々な場所を観光して楽しい旅行をしています。

車で走っていると、暴走気味の車が通り過ぎていき、その車が事故を起こしてしまいます。

様子を見に行った二人の前に現れたのが、想像通りの宇宙人

ポールと名乗るその宇宙人は、車である場所まで乗せてくれと言ってきて、妙な旅が始まります。


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宇宙人ポールは楽しくSFへの愛を感じる映画

コミコンに行く二人記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

詳しいわけではないので漏れもあるでしょうが、

  • 未知との遭遇
  • E.T.
  • メン・イン・ブラック
  • エイリアン
  • プレデター
  • スターウォーズ

などなどのオマージュや愛が感じられます。

単純なストーリーではありますが、面白くてオリジナリティがあります。

また、登場するキャラクターたちが個性的であるので、楽しく観ることができます。

映画:宇宙人ポールの主要な登場人物

グレアムとクライヴ記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

宇宙人ポールの主人公は、イギリスから来た二人と宇宙人のポールです。

イギリスからこのコンビは、イラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)と作家のクライヴ(ニック・フロスト)になりSF好きのオタクです。

アメリカとイギリスのギャップに多少、驚いていたり困惑していますが、楽しい旅をしています。

宇宙人のポール(セス・ローゲン)は、昔地球に不時着したUFOの乗組員で当時少女だったタラ(ブライス・ダナー)に介抱されたのちに、政府の施設で過ごしていました。

タラにポールと名付けられ、アメリカに長く暮らすうちに文化や技術に様々な影響を与えていたのと同時にアメリカナイズされていきました。

そんなポールは母星に帰るために施設を抜け出して逃げていたところを、オタク二人に出会ったというわけです。

ポールを追う謎の組織

宇宙人を追うエージェント記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

ポールが抜け出した先の組織がポールを追っています。

ベテラン捜査官のエージェント・ゾイル(ジェイソン・ベイトマン)が、ポールの行方を追っています。

また、新米のマヌケなコンビのデカい方のハガード(ビル・ヘイダー)とよりマヌケで小さい方のオライリー(ジョー・ロー・トルグリオ)も追う存在が何なのかを知らずに動員されています。

そして、ビッグ・ガイ(シガニー・ウィーバー)という謎の存在が捜査を指揮しています。

追う方の思惑は様々ですが、組織としてポールとイギリス人コンビの行方を追います。

旅先で出会った女性と狂信的な親父

仲間になったルース記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

キャンピングカーで旅をしている途中に寄ったキャンプ場で働くルース(クリステン・ウィグ)に出会い、グレアムは一目惚れしてしまいます。

ですが、キリスト教原理主義のような父親に育てられていたため、グレアムらと出会ったことで様々なカルチャーショックを受けてしまいます。

そして、ルースも成り行きでグレアム御一行に参加してしまいます。

それを偶然目撃したバリバリの原理主義者の父親のモーゼ(ジョン・キャロル・リンチ)は悪魔に娘がさらわれたと思い、神の意思で追う必要があると考え、銃をぶっぱなしながら追ってきます。

こうして、ポールたちは組織と宇宙人を認めない狂信者からも追われる身になってしまいました。

能力が多いナイスガイの宇宙人ポール

宇宙人のポール記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

ポールは多くの人がイメージするグレイタイプのモデルになった宇宙人です。

また、スティーブン・スピルバーグに助言を与えてSFへの影響や文化の発展に陰で貢献してきていました。

能力として、ヒーリングやテレパシー、透明化など様々な能力を持っています。

ですが、そんな能力を凌駕する魅力は、ナイスガイで陽気なアメリカンという部分です。

アメリカ人よりもアメリカンな宇宙人ポールはもの凄く人間味のあるキュートなヤツに見えてきます。

宇宙人ポールでもサイモン&ニックは抜群!

サイモンとニック記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

宇宙人ポールを製作する前に、実際に二人でアメリカをキャンプしながら旅行したそうです。

その旅自体も是非、見たいですね(笑)。

とにかくこの二人はポールでも最高です!

ピザを頼んで「ピッツァ!」とはしゃぐシーンを見るだけでこの映画を愛さずにはいられません。

また、重大な時に「お気に入りのT-シャツなのに!」と嘆いて笑いを誘ったりと抜群です。

映画:宇宙人ポールのネタバレ・感想

危険に合うグレアムたち記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

宇宙人ポールは、SFとして、ロードムービーとしても楽しめますし、風刺や様々なオマージュもあり何より笑って観れます。

サイモン&ニックが旅するだけでも、こちとら十分に楽しめるのにセス・ローゲンがプラスされてるというだけで最高です。

話としては、どちらかというと自宅に居て旅が好きという感じではないコンビが、アメリカに旅行してキャンピングカーで旅をするというだけで冒険ですが、宇宙人とまさか旅に出るなんてという感じです。

たまには冒険するのも悪くない、というセリフの通り登場人物はいろいろな冒険をします。

出会い、価値観の変化や新たな体験、無茶など様々な冒険です。

陽気なポールも、政府からしたら既に用済みの宇宙人で、実験のために命の危険が迫っています。

ポール自身も施設から抜け出し母星に帰還するという冒険に出ることになります。

映画:宇宙人ポール、オススメです!

光に包まれるグレアムと仲間たち記事内の画像は全て「Rotten Tomatoes」から引用

とにかく楽しい映画で、ビールやポップコーンをお供に観るのに最適です。

始まってから終わるまでずっと楽しいです。

また、登場人物には悪いやつとか、どうかなと思わす奴も出てくるのですが、なぜか憎めないし、死人が出るシーンもなぜか後味が悪くならない。

サイモン&ニックはもちろんですが、声だけのセス・ローゲンも良いですし、ポールの表情がCGですが良く出来ているので感情移入できます。

宇宙人ポールはSF・コメディ映画ですが、感動させられるシーンもありますし、考えさせられるシーンもあり、攻めている作品だと思います。

とにかく百聞は一見に如かずですので、

言いたいことは、

「宇宙人ポール」、オススメです!


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主に映画記事を書いています! 観るのは楽しいけど書くのは辛い! 映画・漫画・書籍・音楽、その他のことも書いていきたいと思います!