「X-MEN: フューチャー&パスト」は、旧X-MEN三部作と「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」から始まった新X-MEN三部作を繋ぐ重要な映画です。
ストーリーもそうですが、新旧X-MENのキャストが入り混じりファンにとっては嬉しい作品です。
また、今までX-MENシリーズを主演として引っ張ってきたヒュー・ジャックマンが、新旧メンバーと絡んでいくのは必見です。
目次
映画:X-MEN: フューチャー&パストのあらすじ・概要
公開 | 2014年 |
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監督 | ブライアン・シンガー |
主演 | ヒュー・ジャックマン |
TOMATOMETER | 90% |
荒廃した未来のような2023年の世界。
センチネルという恐ろしいロボットがミュータント狩りをしていて、ミュータントもX-MENも数を減らしています。
また、ミュータントを生む普通の人間すら標的になっておりセンチネルによる人類の狩りで世界は荒れ果てている状態です。
そんな中、センチネルと戦っているX-MENですが、
センチネルが生まれるキッカケや今のこの惨状を生むことになる出来事が起きた1973年にウルヴァリンの精神を送り返し阻止するという手段に出ます。
一風変わったタイムトラベルですが、ウルヴァリンは若き日のプロフェッサーやマグニートーと協力をして、未来を変えるために奮闘します。
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未来と過去で奮闘するウルヴァリンが主役!
精神を過去に飛ばすというタイムトラベルの大役を仰せつかったのは、我らがヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンです。
過去に精神を飛ばすのは、せいぜい2週間程度が限界らしく、それ以上するとなると精神が崩壊してしまう危険性があるらしい。
1973年といえば、2023年の50年も前です。
そこで、精神が壊れても直ぐ回復する、また肉体も年を取らずに1973年当時にも存在したウルヴァリンが行くことになりました。
ウルヴァリンはプロフェッサーとマグニートーの助言を受け、若かりし頃の二人に会いに行き、なぜ未来があのような悲惨なことになるのか、未来を変えるために自分はどうすべきかという難しい任務を行うことになります。
1973年当時のプロフェッサーとマグニートーと合流!
過去に戻る前に、パトリック・スチュワート版のプロフェッサーから、当時の私は大変だぞと忠告を受けたウルヴァリン。
温厚で話が分かるプロフェッサーですが、当時は能力を制御する薬の副作用や依存を抱えていますし、酒に溺れて自堕落な暮らしをしていました。
また、未来から来たという突拍子もない話を信じたり、すんなりと協力するとも限らないよという忠告でした。
イアン・マッケラン版のマグニートーからは、私に会いに行くのは大変だぞという有り難いお言葉も貰っています。
二人の協力なくしては未来を変えることは不可能なので、プロフェッサーを説得し、マグニートーとの合流を目指します。
苦しみを抱えている若きプロフェッサー
プロフェッサーは能力の制御に苦しんでおり、能力を抑える薬をビーストに処方して貰い依存しています。
また、自分の元から去ったエリックやレイヴンに対しての寂しさや複雑な感情から、酒に溺れてしまい以前のような聡明な若者という感じではなく、怒りや不満を持つ傷ついた青年という感じになっています。
この悩めるプロフェッサーを立て直すことも未来を変えるためには必要です。
大統領暗殺の罪で拘束されているマグニートー
会いに行くのが難しいと未来のマグニートーが言った理由は、ケネディ暗殺の犯人ということで当時のマグニートーが拘束されていたからです。
銃弾の軌道が不自然であったというのはよく言われていることですが、それがマグニートーの能力のせいであるというある種のジョークになっています。
実際は、マグニートーは救おうとしたとのことでケネディもミュータントであったという話でした。
どんな能力だったんだろう(笑)。
クイックシルバーがマグニートー救出作戦で大活躍!
映画のX-MEN: フューチャー&パストでクイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)が初登場します。
いやいや最高ですよね。
今までのX-MENシリーズに足りていなかった要素がクイックシルバーの登場で解消された気がします。
コミカルさと超スピードで部分的な活躍ですが強烈なインパクトを残して去っていきます。
クイックシルバーのスピンオフ単独作を期待しちゃいますなぁ(笑)。
楽しくて気持ち良いクイックシルバーの活躍シーン
クイックシルバーの能力は超音速で移動できるという能力であり、彼からすれば周りは止まっているも同然です。
マグニートーの御落胤でもありますが、マグニートー自身はわかってない感じです(笑)。
自慢のスピードを武器に拘束されているマグニートーの救出作戦で大活躍します!
クイックシルバーのシーンは、X-MEN: フューチャー&パストの中でも楽しくて見応えがあるシーンではないでしょうか。
未来を救うカギを握るのはミスティーク!
ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)は、ひとりで戦いを続けており、悲惨な未来を引き起こすことになる1973年の事件を引き起こした張本人でもあります。
彼女の行動や考えを変えることが、センチネルに蹂躙される未来を防ぐことになります。
センチネルを設計したトラスクを暗殺したために未来はセンチネルによって闇に包まれてしまいます。
また、センチネルの完成にもミスティークの遺伝子が大きく影響しているのでミスティークがカギを握っている存在ですしある意味で主役です。
未来から来たウルヴァリンと未来の出来事と原因を知った当時のプロフェッサーとマグニートーはミスティークがトラスクを殺さないようにして未来を変えなければいけません。
ミスティーク自身もどう決断するのかというターニングポイントになり、未来の行く末と共にミスティークの決断が自身の運命も左右していきます。
センチネルを生み出すマッドな科学者トラスク
ボリバー・トラスク(ピーター・ディンクレイジ)という科学者がセンチネルを生み出してしまうわけですが、彼を殺してしまえば解決どころかより悪化してしまうと言うのだから、当時のミスティークを納得させるのも難しいです。
ミュータントに興味を持ち、解剖したりしているマッドサイエンティストな面もあり、かつてのミュータントの仲間も多く彼の手で解剖されたり実験されたりで餌食になっています。
パッと見でトラスクってミュータントっぽいなって思う方もいるかもしれませんが、単に役者の方が小人症なだけで普通です。
また、ウルヴァリンの宿敵というか因縁の相手である若き日のウィリアム・ストライカー(ジョシュ・ヘルマン)も登場し、ウルヴァリンのトラウマを刺激してくれます。
映画:X-MEN: フューチャー&パストのネタバレ・感想
タイムトラベル、タイムパラドックスものを考えだしていくと、頭が痛くなってしまいますが、シンプルにX-MEN: フューチャー&パストは、ミスティークがトラスクさえ殺さなければ、ハッピーな未来が訪れるって考えて楽しんだ方が楽です(笑)。
キティ・プライドって壁をすり抜けるだけの能力だと思ってたけど、あんな精神を過去に飛ばす能力とかあったんだなぁってのは思いました(笑)。
あと、ローグ・エディションというものがあり、X-MENシリーズに出ていたローグ(アンナ・パキン)が活躍するバージョンがあるそうです。
通常版では、最後にカメオ出演程度になっていますけどね。
ウルヴァリンが過去に行き未来を変えることに成功し旧三部作から見てきたファンとしては、学園で目覚めてからの一連のシーンはグッときましたね。
あとは、やっぱクイックシルバーが良かったなぁ、もうこれはくどいぐらいに言うけどクイックシルバー最高でした!
映画:X-MEN: フューチャー&パストが新三部作で一番良い!
X-MENシリーズは旧三部作から観ていますが、前作の「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」が、旧三部作を一気に抜き去り、
その期待感を持って迎えた、X-MEN: フューチャー&パストがX-MENシリーズで最高に個人的には躍り出ました。
まぁでも、「X-MEN: アポカリプス」もあったことですし、2019年公開予定の「X-MEN: ダーク・フェニックス」もあるので、
まだまだ、どうなるかわかりませんし、X-MENシリーズへの期待は高まりますね!
しかも、マーベル・シネマティック・ユニバースに合流するとの話もありますし、どうなるんだ!
個人的にはX-MENシリーズでダントツでお気に入りではありますが、
百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「X-MEN: フューチャー&パスト」、オススメです!
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