「スーサイド・スクワッド」は、DCユニバースで活躍するヴィランを集めたチームです。
いわゆる犯罪者を集めたチームということで、個性的な面々やリスクがつきまとう舞台ですが、悪を持って悪を制すと言いますか、アメとムチを使い結成されます。
司法取引というか、減刑などをエサに結成されたスーパーヴィランチームが活躍するお話です。
目次
映画:スーサイド・スクワッドのあらすじ・概要
公開 | 2016年 |
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監督 | デヴィッド・エアー |
主演 | ウィル・スミス |
TOMATOMETER | 27% |
国政府高官のアマンダ・ウォラーが、新たな問題や脅威に対抗するために、犯罪者、いわゆるヴィランとして知られる人物を集めて、タスクフォースXという部隊を結成します。
これが、スーサイド・スクワッドと言われる、スーパーヴィランによるチームが発足することになった理由です。
犯罪者集団を野に放ち作戦を展開していくわけですから、ヴィランたちは首に爆弾を埋め込まれており、管理されています。
作戦中死んでも仕方がないし、逃げ出したり反逆しようとしても死が迫っています。
常に死と隣り合わせの危険な部隊、すなわち決死隊がスーサイド・スクワッドと呼ばれる所以です。
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スーサイド・スクワッドの主要メンバー
スーサイド・スクワッドのメンバーは、ヴィランと軍人によって構成されています。
リック・フラッグ大佐(ヨエル・キナマン)を指揮官として、魔女エンチャントレスと戦うために以下のヴィランが集められました。
- デッドショット
- ハーレイ・クイン
- キャプテン・ブーメラン
- エル・ディアブロ
- キラー・クロック
です。
また、スリップノット(アダム・ビーチ)というヴィランも招集されましたが、首の爆弾がハッタリであると考え逃げようとしたところ、爆破され死亡しました。
他のメンバーに戦うしか選択肢がないことを結果的に死を持って告げるという役割でしたね。
また、フラッグ大佐の護衛としてカタナ(福原かれん)というコードネームの女剣士も随伴しています。
リック・フラッグ大佐
部隊の責任者でもあり、今回の敵のエンチャントレスとも因縁浅からぬお人です。
真面目な軍人って感じで、強いキャラクター性ではないけど、こういう人がいないとヴィランがまとまらないしキャラも立たないから必須な役割。
有能で信頼も厚いし、意外とヴィランたちとも、うまくコミュニケーション取ってて溶け込んでる感が結構ありました。
けっこう臨機応変に対応して、命令に従うだけじゃない柔軟性もありましたし、ヴィランたちに心情を吐露したりして友情というか信頼も得ていました。
デッドショット(フロイド・ロートン)
デッドショット(ウィル・スミス)は、凄腕の狙撃手です。
バットマンに捕まえられて収監されていますが、子煩悩で結構常識人に見えます。
狂った悪人というより、雇われて仕事を完璧に遂行する暗殺者という側面のが際立っている印象です。
顔が広く、人当たりも良いのか、軍関係者や他のヴィランたちとも円滑にコミュニケーションをしており、良きパイプ役という感じになっています。
狙撃の腕は超一流というか、人間離れしています。
ハーレイ・クイン(ハーリーン・フランシス・クインゼル)
ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は、ジョーカーの恋人、パートナーであるヴィランです。
ジョーカー同様に狂気というか、狂った感じがあるキャラクターです。
元々は、ジョーカーのセラピストでありましたが、ジョーカーによってハーレイ・クイン化させられてしまい、こうなっています。
マーゴット・ロビーにより美しいハーレイ・クインで目を惹きます。
作品の勢いをつける役割になっているキャラクターです。
個人的な感想では、意外ということも聞くし、狂ってる感じもそこまでない良い子って印象ですが、可愛いし、そこそこぶっ飛んでいて楽しめました。
必死に狂ってます感出そうとしてる感じもしていたので、もっと狂ってても良かったけど、悪くはないです!
キャプテン・ブーメラン(ディガー・ハークネス)
キャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー)は、その名の通りブーメランを使って戦いや犯罪をするキャラクターです。
劇中では、フラッシュによって捕縛されています。
個人的に、犯罪者というかギャング感を一番まともに感じられるので気に入っています。
そこまで、超人的なものはそこまでないのに溢れる自信や危機感のなさが良いのです。
超自然的な敵を目の前にしても、変わらないキャプテン・ブーメランにヴィランとしての実績というか、悪人として納得できます。
まさに、スーサイド・スクワッドに最適な人物といった印象でした。
エル・ディアブロ(チャト・サンタナ)
エル・ディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス)は、LAギャングであり、炎を操る非常に強大な能力者でもあります。
炎を操り、悪魔の様に変身できるという、常人ではないパワーを持っています。
素のままでも、全身や顔中にタトゥーが刻まれており異様です。
ですが、過去の罪や自身の能力を見つめ直しており、あまり戦闘に積極的ではなく悔い改めている心があるという人間味が深い部分も持っています。
キラー・クロック(ウェイロン・ジョーンズ)
キラー・クロック(アドウェール・アキノエ=アグバエ)は、ワニのような爬虫類の遺伝子を持つ異形のキャラクターです。
怪力や耐久性に優れ、水中でも自由に行動できます。
パワーキャラですが、悪人というより怪物って感じですね。
そこまで輪も乱しませんし、あまり語られていない部分が多いので見た目のインパクトが一番大きかった印象です。
カタナ(タツ・ヤマシロ)
カタナは、ヴィランではなく大佐の護衛として志願して参加します。
暗殺者という部分もあるので悪人とも言えなくもないのですが、劇中ではどちらかというと軍側の人間ですね。
その名の通り、刀の扱いや体術に優れており、高い戦闘能力を持っています。
終始、日本語で会話しており、昔の仇を殺しに行く際にも綺麗な日本語を話していますが、殺される日本人男性の設定のキャラクターの日本語の出来が酷いので笑えるシーンになっています。
スーサイド・スクワッドに対する脅威
スーパーヴィランが集まっているので、敵をヴィランと表現して良いものか微妙なところですが、凄まじい脅威と対決しなければなりません。
エンチャントレスという魔女によって世界が崩壊してしまうのを防ぐのが大きな目的になっています。
スーサイド・スクワッドのヴィランメンバーは、首の爆弾によってアマンダに命を握られているので、目の前の敵以外にも常に脅威がある状況ではありますけどね。
エンチャントレス(ジューン・ムーン)
エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)は、考古学者のジューン・ムーンに憑りついている状態になります。
心臓をアマンダが管理して支配しようとしていましたが、失敗してしまいます。
エンチャントレスは支配されることを拒み、人類や世界を滅亡させようとしています。
弟のインキュバスを召喚し、人間を自身の配下や奴隷に変えて、破壊活動などを行っています。
ジョーカーも参戦!
DCを代表するヴィランのジョーカー(ジャレッド・レト)も参戦します。
いわゆる本戦ではなく、ハーレイ・クインを奪還しようとして何回か襲ってくる感じです。
狂気を満載にやってきますが、まぁ賑やかし程度ですね。
それなりに悪くはないジョーカーですが、いわゆるジョーカー感は飽和状態というか個人的にお腹いっぱいなんで、そろそろフレッシュなジョーカーを新たに観たいと思いました。
映画:スーサイド・スクワッドのネタバレ・感想
個性的なキャラクターたち、しかもヴィランのチームということで、ハチャメチャな感じを期待していましたが、意外とおとなしく綺麗な印象です。
個々のキャラクターは魅力的だけど、チームとして魅力的かというと微妙な感じも否めない。
まぁ、おとなしいって印象ですが、首に爆弾仕込まれていちゃ仕方ないってこともあるかもしれませんね。
その分、もっと個性を出した戦い方やぶっ飛んだセリフとか狂った行動をアクションでもっとねじ込めれば、より良くなったなという感想です。
この部分は、好みですけどね。
言うほど悪くはないし、伸びしろもあるというのが個人的な感想です。
スーサイド・スクワッド、オススメです!
ストーリーは単純ですし、キャラクターたちの紹介も丁寧なので、よく知らないという方でも観るとそれなりに楽しめる作品になっていると思います。
「スーサイドスクワッド2」も、計画されているようです。
スーサイド・スクワッド2には、マーベルの傑作映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の監督であるジェームズ・ガン監督の参加が予定されているようなので、楽しみです!
DCユニバースもこれからも拡大されていくようですし、スーサイド・スクワッドも続いたり絡んでくることもあるでしょう。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
マーゴット・ロビー可愛いってことと、
「スーサイド・スクワッド」、オススメです!
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