「ネイバーズ」は隣人、お隣さん、ご近所などの意味になります。
その名の通り、ご近所の騒音をめぐって起きるトラブル・バトルの映画です!
別題で、「Bad Neighbors」とあるように隣人同士が争うコメディ映画です。
目次
映画:ネイバーズのあらすじ・概要
公開 | 2014年 |
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監督 | ニコラス・ストーラー |
主演 | セス・ローゲン |
TOMATOMETER | 73% |
子供が生まれたばかりの夫婦が閑静な住宅街に越してきて、子供と静かに幸せな家庭を築き幸せな生活を送ろうとしています。
すべて上手く行くと感じ、苦労もしながらも幸せな時を過ごしていました。
ですが、幸せも束の間、隣に騒がしい学生たちが越してきてしまいます。
クラブハウスとして学生たちは隣家を利用し、毎晩のようにバカ騒ぎを行い、夫婦は騒音やトラブルに悩まされて、学生たちを追い払おうと画策し、学生たちと夫婦のバトルの幕が開けます。
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どっちもバカだから楽しい
リアルにご近所トラブルで、殺人とかの事件も起こっており、加害者と被害者で胸糞悪くなることが現実に起きています。
ですが、ネイバーズは、どっちもバカで嫌な気持ちにならない点が楽しめる大きな要素です。
やってることはけっこうメチャクチャではあるのですが、全員アホでマヌケなので笑えます。
しかも、悪い奴じゃねえなって気にさせるところも上手く行っている要因ではないでしょうか。
騒音で困っている夫婦もどこかで学生たちとバトルすることを楽しんでいる部分もありますし、学生たちも悪ノリっしっぱなしです。
とにかく、夫婦も学生たちもアホで愛らしく見えて楽しく観れますね(笑)。
映画:ネイバーズの主要な登場人物
ネイバーズの主人公は、新米夫婦の二人です。
旦那のマックを演じるのは我らがセス・ローゲン。
嫁さんのケリーはローズ・バーンが最高に演じています。
クールな大人を演じて、若者に舐められないようにいろいろ工夫したり、子育てに関しても新米パパとママなので奮闘しています。
真剣にふざけている様がとても面白く、学生たちにヤラレっぷりも結構なもんですが、悲壮感をあまり感じさせず笑わせてくれる良いバランスの夫婦でした(笑)。
夫婦の友人も協力者として登場します。
ジミー(アイク・バリンホルツ)とポーラ(カーラ・ギャロ)です。
ジミーはボケ担当という感じですが、若干滑り気味という印象ですね。
他のキャラがみんなしっかり面白いから、ボケ丸出しの感じが逆に微妙でした(笑)。
ポーラはなかなかクールでした。
騒がしい学生集団
やかましい学生たちのリーダーのテディをザック・エフロンが演じています。
とにかくバカのテディはとても良かったです。
ザック・エフロンが良い仕事してます。
表情とか叫ぶとことか笑えます。
テディの右腕兼親友のピートはデイヴ・フランコが演じています。
フランコ弟も相変わらずバカっぷりが良いですし、ザック・エフロンと喧嘩したり、仲直りしたりのコンビもいい具合でした。
あとは多くの学生が出てきてますが、主要なとこで言えば黒人生徒ガーフ役のジェロッド・カーマイケルとチンコでがデカいキャラのスクーニーをクリストファー・ミンツ=プラッセが演じていて、どちらもバカで面白いです。
いじめられっ子キャラのアスジュース(クレイグ・ロバーツ)もいい味出してましたし、良い役割してましたね。
デルタ・サイ!バカ過ぎで最高!
学生たちの純粋すぎるバカっぷりが嫌味を感じさせません。
ゲスいし、下ネタもオンパレードだし、うわって感じもあるんですが、なぜか清涼感をもたらすほどの振り切ったバカっぷりが良かったです。
チンコの型を取ったり、酒やドラッグは基本模写だけどやっぱり面白い。
バカだけど悪い奴らじゃないって感じを観ていけば観ていくほど、感じていきました。
加害者側である学生たちではあるのですが、意外と学生サイドの目線で楽しむことも出来てストレスがなかったです(笑)。
映画:ネイバーズは愛と友情の物語だった
基本的にバカで笑って観ていられる映画ですが、家族愛や友情からくる愛や絆を感じさせて不覚にもちょっといい話だなって思ってしまいました。
特にテディとピートのやり取りは、バカも多いですが友人としての変化や学生から社会へ出る過程での変遷を感じさせる要素もあります。
テディは最後に男っぷりを見せましたし、夫婦も愛情を深め合っていました。
また、マックとテディが街で再会した際は、友情が芽生えていましたし、上半身裸になって店の前に立っている仕事を一緒にやるシーンは面白いし心が温まりました。
あの上半身裸になって店の前に立つ仕事は一般的なものなのだろうか(笑)。
映画:ネイバーズのネタバレ・感想
ネタバレも何も、ど派手ではあるけど、そのまま夫婦と学生のご近所バトルのそれ以上でも以下でもないという感じですね(笑)。
最初は、バトルではなく上手く付き合おうとお互いに歩み寄っていたんですが、夫婦が警察に通報したことがキッカケでバトルに発展していきます。
バトルというか嫌がらせ合戦というか(笑)。
でも、けっこう命に関わったり犯罪だろって部分もありますが、シリアスではなくコメディタッチなんで笑って観れますけどね。
とにかくバトル内容もやることすべてがバカで面白い。
あと、セス・ローゲンの格闘シーンって素人が格闘する感じを上手く出してて、あるあるって思ったり、凡ミスとかも自然に見えるように出来ているから笑えます(笑)。
タクシードライバーの、デ・ニーロとフーアーでお馴染みセント・オブ・ウーマンのアル・パチーノのくだりも笑えました。
映画:ネイバーズ、オススメです!
下品でバカって感じがしますけど、そこまで下品な感じをさせない爽やかな作品になっています。
ネイバーズはコメディ映画として無駄なく出来ていて、何も考えずに観て楽しめますし、観終わった後もスッキリします。
あとアメリカの学生はあんな感じにパーティしまくってるんですかね。
そうであるならばうらやましい限りですし、夫婦が参加した学生たちのパーティーも楽しそうだった(笑)。
パーティー中の作戦やダンスバトル、セックス&ドラッグ、ケンカはベタだけどやっぱ楽しいですね。
ネイバーズは続編の「ネイバーズ2」も制作されています。
期待以上の面白さだったネイバーズ。
セス・ローゲンとローズ・バーンの夫婦とザック・エフロンとデイヴ・フランコのコンビが最高に良かったです。
とにかく、百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「デルタ・サイ!」
じゃなくて、
「ネイバーズ」、オススメです!
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