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【キング・アーサー】2004年版「キング・アーサー」は円卓の騎士が七人の侍っぽい映画!

キング・アーサー

キング・アーサー」は、伝説の騎士、伝説の王として有名な、

アーサー王伝説」と「アーサー王と円卓の騎士」を新たな歴史の解釈を踏まえて制作された2004年の歴史ファンタジー映画です。

アーサー王伝説のモデルとなった人物と言われるアルトリゥスをベースに、傭兵を率いる指揮官として描かれた異色のアーサー王の映画です!

映画:キング・アーサーのあらすじ・概要

公開2004年
監督アントワーン・フークア
主演クライヴ・オーウェン
TOMATOMETER31%

中世の物語とされているアーサー王伝説ですが、それよりも1000年以上前の英雄が基になっている歴史的事実があります。

その歴史的事実から着想しキング・アーサーは中世ではなく西暦400年代後半が舞台となっています。

ローマに組み入れられたサルマートという戦闘に長けた騎馬民族はローマに仕えなければならないという取引がありました。

サルマートの少年らは15年という長い期間をローマの傭兵として過ごさなければなりません。

数々の戦いを生き延び、15年の兵役を終えたアーサーと騎士たちは腹黒いローマとブリテンに進行してくるサクソン人と自由のために戦うことになってしまいます。


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キング・アーサー版のアーサーと円卓の騎士たち

アーサーと円卓の騎士記事内の画像は「IMDb」から引用

サルマート傭兵の指揮官の名は代々アルトリウスまたはアーサーという名で、その下にサルマートの若者たちが集います。

15年の月日が経ち、生き延びたのはアーサー(クライヴ・オーウェン)を含めて、7人だけになっていました。

生き残ったのは、

  • ランスロット(ヨアン・グリフィズ)
  • ボース(レイ・ウィンストン)
  • ガウェイン(ジョエル・エドガートン)
  • ガラハッド(ヒュー・ダンシー)
  • トリスタン(マッツ・ミケルセン)
  • ダゴネット(レイ・スティーヴンソン)

の6人の仲間で、多くの仲間は命を落としてしまったことが示唆されています。

伝説の円卓の騎士の名を持つ仲間ですが、映画のキング・アーサーではアーサーの忠実な仲間という描かれ方です。

それぞれ個性的な戦い方をする仲間です。

マーリン率いるウォード族と共闘!

ウォード族記事内の画像は「IMDb」から引用

アーサー王伝説につきものの魔法使いマーリンは、

土着の民族でローマに対して反乱しているウォード族の長みたいな立ち位置で登場しています。

ウォード族は後にアーサーと共闘しサクソン人と戦うことになりますが、

重要なのはマーリンより女戦士のグウィネヴィア(キーラ・ナイトレイ)です。

ローマ貴族に囚われていたところをアーサーに救われて自由の身になったアーサーとウォードを繋ぐ存在となります。

敵は支配者ローマと侵攻してくるサクソン軍

悪いローマ人貴族記事内の画像は「IMDb」から引用

ウォードはローマを嫌っているので傭兵としてアーサーらと戦いますが、本当の敵はアーサーらを支配下に置いているローマでもあります。

また、サクソン人がブリテンに侵攻開始しているので脅威が迫っています。

ローマの司祭は厭味ったらしく、兵役がもうすぐ終わるアーサーに面倒を頼んだりと腹黒く、ローマ貴族たちも高貴を気取っていますが傲慢でやってることは野蛮ですのでアーサーはローマに幻滅していきます。

サクソン人はガンガン侵攻してきますが、ヴァイキングって感じでかっこいいです。

ガッツリ武力対武力の力勝負って感じが戦う相手として分かりやすくサクソン人のがローマより好感は持てますね。

話的にはサクソン人との戦いが最終決戦というか軸なんでしょうが、ローマの方が曖昧な感じで終わりますが闇深い感じです。

映画:キング・アーサーのネタバレ・感想

ガラハッドとガウェイン記事内の画像は「IMDb」から引用

キング・アーサーはアーサー自体のキャラクターは地味でパッとしないんですが、円卓の騎士6人のキャラクターはけっこう良い感じです。

話としてはローマの兵役を終えたアーサーたちがウォードと共闘して、侵攻してくるサクソン人と戦い、

アーサーが新たな王としてブリテンを統治していくみたいな感じなんですが、本来はサクソン人の国になってしまうわけですからここらはファンタジーとしてあまり気にしないでアクションだけ楽しめばいいと思います。

ランスロットは二刀流剣士だし、ボースは近接戦闘でキャラが濃い、ガウェインは野性味あふれ、

ガラハッドはバランスが良い、トリスタンは剣術が上手く感も鋭い、ダゴネットは力強い戦士、

みたいな感じで騎士たちのキャラクター性はとても良いと思いますし、無理ない程度に死んでも行きます。

こういう部分が七人の侍っぽいなと思いますね。

あと、ウォードと共闘してサクソン人と戦うという弱者対強者の構図や敵を引き入れて戦う感じも七人の侍っぽいなって何となく感じますね。

キング・アーサーはアーサー王伝説を楽しむよりキャラクターの個性や多勢に無勢の戦いなどを楽しむ感じが合ってるかなと思います。

2004年版:キング・アーサー、意外と好き!

ランスロットとアーサー記事内の画像は「IMDb」から引用

2004年版のキング・アーサーは、従来のアーサー王伝説に歴史的解釈を新しく加えて制作された映画です。

ファンタジー要素が削られ、アーサー王のモデルとなった英雄の活躍をイメージしているので、戦闘シーンなどは現実的で血なまぐさく良く出来ています。

まぁでもストーリーはファンタジーですけどね。

キング・アーサーはバトルシーンとサクソン人の野蛮さ、円卓の騎士の個性は良いですが、

なんかアーサーが陰気臭いんで、地味な感じはします。

ですが、中途半端な騎士の伝説ではなく傭兵としてアーサーと円卓の騎士たちに泥臭さと血なまぐささを持たしたのは良かったなと個人的に思います。

とにかく百聞は一見に如かずですので、

言いたいことは、

2004年版「キング・アーサー」、観てみてね!


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主に映画記事を書いています! 観るのは楽しいけど書くのは辛い! 映画・漫画・書籍・音楽、その他のことも書いていきたいと思います!