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【ショーン・オブ・ザ・デッド】笑って泣けるイギリス的ボンクラゾンビ映画!

ショーン・オブ・ザ・デッドのイメージ

高い完成度からゾンビ映画としても有名にもなった「ショーン・オブ・ザ・デッド」。

サイモン・ペグとニック・フロストのコンビが主演のコメディ映画です。

監督はサイモンの盟友のエドガー・ライト。

はっきり言って、この3人が揃えばハズレなしです!

映画:ショーン・オブ・ザ・デッドのあらすじ・概要

公開2004年
監督エドガー・ライト
主演サイモン・ペグ
TOMATOMETER92%

舞台は、イギリスのロンドン

パブにばかり行っている頼りない男のショーンと親友のエド。

街がでゾンビパニックに陥ってしまい、何やかんやでそのことに気がついたボンクラの二人が、安全な場所というより居心地が良い、いつものお馴染みのパブを目指し生き抜こうとするお話です。

まぁ簡単に言えば、ゾンビ映画ですがゾンビとかホラーが苦手な方も楽しめるコメディ映画になっています。

牧歌的で、どこか呑気なイギリス人の気質をベースにしパロディ要素を取り入れながらも、「ドーン・オブ・ザ・デッド」をリスペクトしたうえでしっかりとゾンビ映画としても完成されている名作です。


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ただの悪ふざけではなく、締めるとこは締めている

ショーン・オブ・ザ・デッドの緊迫したシーン記事内の画像は「IMDb」から引用

ゾンビが出てきてパブを目指すなんて、ふざけてるだけと思わせといてゾンビ映画としても、しっかり描けています。

むしろ日常から突拍子もない事態になることへの、反応としては自然な気さえしてしまうほど見事です。

また、お約束の家族や友人の死なども描かれており、シリアスになる部分とジョーク全開な部分とのバランスがよく取れています。

アホだなぁって笑わせてくれる部分も、きっちり感動させてくれる部分もあり、ただのボンクラコメディ映画にならないところが素晴らしい。

エドガーとサイモンの脚本や構成は、わざとらしくなくフリをしておいてしっかりと回収してくれる気持ち良さや上手さがありますよね。

映画:ショーン・オブ・ザ・デッドの主要な登場人物

ショーンとエド記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

ショーン・オブ・ザ・デッドの主人公は、タイトルにもあるように電器屋で販売員をしている、ショーン(サイモン・ペグ)です。

そして、同居人で親友のプー太郎ことエド(ニック・フロスト)です。

この二人が主人公と言えます。

ショーンの恋人であるリズは、ダメなショーンに愛想を尽かしますが、ショーンは彼女を助けようと行動します。

また、リズと同居している友人である、偽物のハリー・ポッターとブリトニー・スピアーズことデービッドとダイアンもショーンと行動を共にすることになります。

ショーンの母親のバーバラも加わり、ゾンビ事件の最中ですが彼女を母親に紹介することに成功したショーン。

基本的に、この5人が「チーム・ショーン」としてゾンビに立ち向かっていきます。

というか、ウィンチェスターというパブを目指します(笑)。

マーティン・フリーマンなど有名俳優がカメオ出演!

マーティン・フリーマンのカメオ出演記事内の画像は「IMDb」から引用

ショーンの義理の父親のフィリップは名優のビル・ナイ。

ショーンの学生時代からの友人で同居人の短気なリーマンのピートはダース・モールの声で有名なピーター・セラフィノイス。

ショーンの古い友人として、スペースド繋がりでジェシカ・スティーヴンソンとその彼氏役にカメオでマーティン・フリーマンも出ています。

マーティンはホット・ファズにも出てますし、ワールズ・エンドではメインキャストになりましたね(笑)。

また、ショーンの部下で生意気な若者をまだ太っていてプリプリしてるレイフ・スポールが演じていて、今となっては別人のようです。

ショーン・オブ・ザ・デッドはビールに合うゾンビ映画

パブでビールを飲む4人記事内の画像は「IMDb」から引用

コルネット3部作の1作目のショーン・オブ・ザ・デッドは、パブが舞台ということもありビールが飲みたくなります。

エールビールと豚皮チップスね。

僕は、ビールが苦手だったのですが、ショーン・オブ・ザ・デッドを観てビールが飲めるようになりました(笑)。

とにかく美味そうに見えるんですよね。

でコルネット3部作と言われていますが、どの映画もビールを飲みながら観るとより楽しくなりますよ!

サイモン&ニックは最高!

サイモンとニック記事内の画像は「IMDb」から引用

ガーファンクルじゃなくてね、サイモン・ペグとニック・フロストは最高です。

もう二人が一緒にいるだけで幸せになります。

また、エドガー・ライトも素晴らしいしね。

息の合った掛け合いや本当に友人同士で絆が深いのが、ショーンとエドを通してでも感じられます。

もちろん、二人とも演技が素晴らしく、他の役者も素晴らしいことで笑えるだけでなくしっかりと感動させられてしまいます。

映画:ショーン・オブ・ザ・デッドのネタバレ・感想

ショーンと仲間たち記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

ゾンビだ、コメディだと侮ることなかれ

緻密に出来ているとこもあるし、勢いやノリを重視した部分もあって良く出来ているんです。

例えば、前半からゾンビ事件までのエドやショーンのセリフは、さり気なく笑いも混ぜつつ不自然にならないように今後の展開や物語の行く末を暗示しています。

特にエドのセリフには注目すると面白いです。

テンポもスクリプトも非常に良く、面白く無い部分なんてないのではないのかと思ってしまうほどに良いです。

個人的には、パブで飲んでるだけのシーンだけの映画にしてくれてもいいよって感じてしまうぐらいにゾンビが出てくるまでも楽しめます。

出てきてからも、もちろん面白い。

レコード投げたり、ゾンビ殴ったり、車をぶっ飛ばしたり、フィリップを殺しに行くとか、安全な場所を探すシミュレーションとかは何度見ても笑えます。

サイモン・ペグが良い表情とか声の出し方するんだよね(笑)。

物語に緊迫感も感動も与えることに成功もしていますので、コメディだからとバカにできる感じはないですね。

映画:ショーン・オブ・ザ・デッド、オススメです!

ショーンとリズ記事内の画像は「Rotten Tomatoes」から引用

今のサイモン・ペグとニック・フロスト、エドガー・ライトの活躍は、ショーン・オブ・ザ・デッドの映画としての成功抜きでは語れません。

ゾンビものと一括りにしては語れない良さがこの作品にあります。

もちろん、ゾンビ映画ファンであっても楽しめる作品にもなっていますし、コメディ映画としても文句なしに面白いです。

個人的に悪い部分が思いつかないぐらい好きな作品ですが、とりあえずビールを飲みながら観てみてください!

とにかく百聞は一見に如かずですので、

言いたいことは、

「ショーン・オブ・ザ・デッド」、オススメです!


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主に映画記事を書いています! 観るのは楽しいけど書くのは辛い! 映画・漫画・書籍・音楽、その他のことも書いていきたいと思います!