ヴュー・アスキューニバース系列のケヴィン・スミス作品では、お馴染みであり人気キャラクターのジェイ&サイレント・ボブが主役にとうとうなった作品があります。
それが、「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」です。
「クラークス」、「モール・ラッツ」、「チェイシング・エイミー」からのキャラクターや豪華な客演を迎えて制作された、ケヴィン・スミスのお祭り映画です!
目次
ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲のあらすじ・概要
公開 | 2001年 |
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監督 | ケヴィン・スミス |
主演 | ジェイソン・ミューズ |
TOMATOMETER | 53% |
ケヴィン・スミス作品のアイコン的な人気キャラクターのジェイ&サイレント・ボブが遂にメインになりました。
チェイシング・エイミーでコミック作家のホールデンが書いていて、ジェイ&サイレント・ボブをモデルにした、「ブラントマン&クロニック」が映画化されることになったという話を二人が聞きつけます。
映画化にあたっての金を得るという名目でホールデン宅に乗り込みます。
そこで、自分たちをバカにしたネットの書き込みを目にします。
二人は自分たちの金を得るためとネットの書き込みをした奴らをボコボコにするために、ハリウッドを目指すことにします。
ハリウッドを目指していく中で、様々な出会いや寄らブルなどを引き起こして、ハチャメチャな珍道中を繰り広げていきます。
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主役のジェイ&サイレント・ボブとは?
ジェイ&サイレント・ボブは、ケヴィン・スミスのデビュー作であるクラークスから登場しています。
二人は、クラークスの舞台であるコンビニの前にいつも立っていて、ドラッグを売っているというキャラクターです。
売人とは聞こえが悪いですが、気の良い奴らでコメディリリーフとして、ヴュー・アスキューニバースの作品を盛り上げています。
ジェイ(ジェイソン・ミューズ)は、長髪で女好き、下ネタ連発のお喋りなお調子者です。
サイレント・ボブ(ケヴィン・スミス)は、名前の通り無口な男ですが、たまに重要なことやハッとすることを話します。
二人とも基本的にはバカでマヌケというようなキャラクターです。
ジェイ&サイレント・ボブは、フィギュアやコミックなどになっていてアメリカで愛されているキャラクターといっても過言ではないでしょう。
プライベートでもジェイソン・ミューズとケヴィン・スミスは古くからの知り合いで、友人であるのも、キャラクターの魅力を高めている要因でしょう。
二人は、コンビを組んでイベントやトークショーなどもしているようですしね。
ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲の登場人物
ジェイ&サイレント・ボブには多くの登場人物が出てきます。
また、過去作からのキャラクターや豪華な出演者や客演もあり、よりお祭り感が増しています。
タイトルから分かる通り、ケヴィン・スミス監督が好きなスターウォーズのオマージュやリスペクトに溢れていますし、いつものケヴィン・スミスのバカふざけ感も満載です。
豪華な出演陣がひたすらバカをやるだけと言ってしまえばそうです(笑)。
スターシステム・過去作からの出演
クラークスからは、ダンテ(ブライアン・オハローラン)&ランダル(ジェフ・アンダーソン)がカメオ出演しています。
モール・ラッツからは、ブローディ(ジェイソン・リ―)も登場してきますし、ジェイ&サイレント・ボブとの絡みがあります。
ジェイソン・リーは、チェイシング・エイミーのバンキ―としても出てきます。
同様に、ストーリーにも関係してくるホールデン(ベン・アフレック)も出てきます。
ベン・アフレックも、本人役でも出てくるので二役をしていて豪華です。
その他にも、ケヴィン・スミス作品によく出てくる半分素人の面々やモール・ラッツに出ていた俳優陣やドグマからも何人か出てきます。
豪華な俳優陣とグッド・ウィル・ハンティングの続編パロディ
スターウォーズオマージュとリスペクトがあるので、ルークとレイアでお馴染みのマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーが出演しています。
ハミルは、美味しいとこ持って行きました(笑)。
ウィル・ファレルやマット・デイモン、トレイシー・モーガン、クリス・ロックなどのスターも出てきます。
また、映画監督のガス・ヴァン・サントも出演しており、名作の「グッド・ウィル・ハンティング」の続編もちょっと見られます(笑)。
他にも多くの有名人やお馴染みの人物が登場しており、探してみるのも楽しいかもしれません。
ジェイ&サイレント ボブ 帝国への逆襲のネタバレ・感想
金もなくハリウッドへの行き方も、よくわからないジェイ&サイレント・ボブは、ヒッチハイクをして、目的地を目指します。
その際に、出会った美女4人組の車へのヒッチハイクが成功して意気揚々と乗り込む二人。
ジェイはその中のひとりのジャスティス(シャノン・エリザベス)に一目ぼれして抱きたい一心で、良いとこを見せようと必死です。
この美女4人組は実は強盗団であり、ジェイ&サイレント・ボブを良いように使ってトラブルを起こさせます。
ただでさえ、トラブルメイカーな二人は事件を起こしてしまい指名手配に。
警察やら動物保護管やらに追われます。
また、ハリウッドのスタジオに乗り込んでからもトラブルの連続のドタバタ劇です(笑)。
ストーリーなんて、あってないようなものですが、長い時間ジェイ&サイレント・ボブのバカを観てられるお祭り映画に相応しいバカさと派手さです。
ジェイ&サイレント ボブ 帝国への逆襲、オススメです!
これまで、ケヴィン・スミス作品のクラークス、モール・ラッツ、チェイシング・エイミー、ドグマを観てきたファンにとってはご褒美的な作品です。
ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲はお祭り映画で、これまでの作品を巻き込んだ壮大なスピンオフであるとも言えます。
また、各俳優陣や作品そのものへの自虐ネタやオマージュ、パロディが満載です。
過去作を観てなくても、話は何となくわかるでしょうし、わかんなくてもバカやってんなってことがわかれば十分です(笑)。
ジェイ&サイレント・ボブのファンは必見ですし、ケヴィン・スミス作品のファンにとってはお祭りです。
全部、好きじゃないし興味がない人は訳が分からないと思いますので、観ないでいいでしょう(笑)。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」、オススメです!
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