マーベルヒーローである「アントマン」の映画化作品です。
名前の通り、アント、蟻をモチーフにしたヒーローになります。
ダメ親父がアントマンとして本当のヒーローになるまでを軽快に面白く描いています。
目次
映画:アントマンのあらすじ・概要
公開 | 2015年 |
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監督 | ペイトン・リード |
主演 | ポール・ラッド |
TOMATOMETER | 82% |
マーベル・シネマティック・ユニバースの作品になり、アントマンとしては第1作目になります。
主役は2代目アントマンのスコット・ラングになっています。
初代アントマンである、ハンク・ピムはスコットをアントマンにスカウトし師匠的ポジションで登場します。
アントマンになる前も、なってからも面白くコミカルでテンポが良い作品です。
エドガー・ライトが脚本や原案に関わっていることで、他のマーベル作品よりコミカルなのでしょうか。
ですが、そのコミカルさがアントマンにはバッチリ合ってる気がします。
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ダメ男がアントマンとしてヒーローになるまで
主役のスコット・ラングは冒頭で収監されており、出所してからが物語の始まりになります。
優秀なエンジニアで、決して犯罪者というタイプの人間ではないのですが、自らの考えの上で事件を起こして収監されたという過去があります。
また、窃盗や侵入・潜入の才能がバリバリで、身のこなしも良く知識が豊富です。
出所後は真っ当に生きようと努力し、悪友の誘いなどは断っていましたが世間の世知辛さでうまくいきません。
娘の養育費が払えず、元妻に娘に会うことを禁止されたこともあり、誘いに乗り盗みの仕事に参加します。
盗みに行った屋敷が、ハンク・ピムの家でアントマン・スーツを見つけます。
すべては、ハンク・ピムの計画通りでしたが、この出来事がキッカケでアントマンになることになり、特訓や任務をすることになります。
映画:アントマンの主要な登場人物
今作で2代目アントマンとして活躍するのはスコット・ラング(ポール・ラッド)です。
スコット・ラングはポール・ラッドが軽快に演じており、ヒーローというよりは良き父親になろうと頑張るダメ親父という感じが好感を持てます。
個人的にダメ男が頑張る系の映画が好きなのかもしれませんけど、ポール・ラッドのスコット・ラングは好きですね。
ポール・ラッドは脚本にも携わっていますし、スコット・ラングを愛すべきダメ男として演じることに成功したのが良かったです。
ハンク・ピムと後のワスプこと娘のホープ
初代アントマンでありピム粒子を発見したハンク・ピム(マイケル・ダグラス)と娘のホープ(エヴァンジェリン・リリー)がスコットのサポートをします。
ホープはハンクと若干関係性が良くないですが、会社に残っていることもありダレンを探ったり情報を得るなどをして、ハンクとスコットをサポートします。
娘を危険な目に合わせたくないことと、母親の死の真相を隠していたこともあって二人の間に微妙な壁があります。
ですが、スコットの関りや一連の事件で共闘していくうちに誤解は解けて親子関係は修復されます。
スコットとハンクはそれぞれ形は違えど娘がおり、家族の問題を抱えているという部分も共通点として描かれていて良いですね。
スコットの愉快な仲間たち
アントマンでは、ヒーローではないご機嫌な奴らも活躍して笑かしてくれます。
スコットの悪友で窃盗仲間たちです。
出所の迎えに来てくれた、マイケル・ペーニャ演じるファニーガイのルイス。
ルイスのシーンはエドガー・ライト感が満載って感じしますね(笑)。
ルイスの二人の仲間、ドライバーのデイヴ(T.I.)とコンピューター担当のカート(デヴィッド・ダストマルチャン)も良い味出してて面白いです。
しかも、3人とも面白いだけでなく活躍してくれるし最高です!
ヴィランはイエロージャケット!ハンク・ピムの元弟子!
ハンク・ピムの元弟子で、ピムの技術や才能を羨望し我がものにしたいと考えていたダレン・クロス(コリー・ストール)がヴィランになります。
イエロージャケットとして登場することになります。
イエロージャケットはヒーローであったりハンク・ピム自身がそうであったこともありますが、今作では関係なくアントマンの技術を模倣してダレンが作成したスーツのことになります。
イエロージャケットを軍事利用して、売りさばこうと考えていたり、マッドサイエンティスト的な部分もあり悪人というより狂気を内に秘めてるヤバい奴という感じです。
科学や技術は一歩間違えたら、という部分もあるので良い具合のヴィランになっていると思います。
映画:アントマンのネタバレ・感想
アントマンとして1作目なんで、お馴染みのヒーローになり生まれ変わる経緯が描かれています。
アメコミヒーローは、けっこうヒーローとして戦うことになることが重要だったりしますよね。
コミカルに話は進みますが、家族との現実的な問題も描かれており、スコットの葛藤や不安、悩みなどもよく描かれています。
アントマンはヒーローですが、スコットとしては娘にとって胸を張れる父親になることがヒーローです。
最後は娘にもピンチが訪れますが、ヒーローはしっかりやってくる感じは良かったですね。
元妻マギーは、ラングの知り合いの警察官であるパクストンと再婚しており、新しい生活を送っています。
娘も懐いてはいますが、心の底ではスコットが大好きなので、娘のために戦う、生まれ変わるというのがスコット・ラングです。
スコットと娘との絆、娘のキャシーが可愛い
関係ありませんが、個人的にはホープより元妻のマギーのがタイプです(笑)。
スコットの娘のキャシーがまた良い。
可愛いしね。
スコットとキャシーの絆は少ないシーンでもよく伝わります。
また、パクストンともキャシーは仲良くしてはいますが、スコットへの想いは別であるというのが演技を通して伝わるので良かったです。
マギーが「キャシーの望むヒーローとしての父親」となることをスコットに望んでいるように、スコットもヒーローになるというより、父親としてヒーローにキャシーにとってのヒーローになることを誓い努力していきます。
アントマンを助ける頼りになる戦力のアリたち!
アントマンは直訳すると蟻男、蟻のように小さくなれるということもありますが、蟻を駆使して戦力に出来るという部分もあります。
蟻を操ることで様々なことを行います。
また、蟻には種類や特徴がありそれぞれ個性があるので、活用方法も異なり面白いです。
様々なアリが登場し個性を生かし活躍します。
アリが戦車や戦闘機の様に見えてきて、小さいながらもスケールは大きく感じて楽しめます!
映画:アントマン、オススメです!
蟻サイズの小さなヒーローのアントマンは、小さな娘のために頑張る父親の姿です。
娘のためのヒーローから、本当のヒーローとして活躍していくことになります。
ヒーロー映画としてしっかりとバトルシーンやアクションシーンも楽しめますし、その中でも小さいからこその面白さや物質を大小変化させるアイテムなどが、面白く活用されています。
娘の部屋でのイエロージャケットとの戦いとか、トーマスなどのおもちゃの場面とか笑える要素も多いですよね。
父親としてしっかりする、娘に望まれるような人間になるということはテーマにあり、ヒーロータイプの人間ではない男が奮闘するドラマでもあります。
アクションも小さいサイズ感ながら、派手にやってくれますし、爽快感もあります。
アントマンの動き自体も気持ち良いですからね。
マーベル・シネマティック・ユニバースの中でも個人的に好きな作品であるアントマン。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「アントマン」、オススメです!
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