スター・ウォーズ(STAR WARS)ファンのスタッフがスターウォーズファンの若者たちを主人公に描いた青春物語が「ファンボーイズ」です。
スター・ウォーズやスタートレックに関するネタが愛を持って散りばめられています。
ですが、特に両作品に関する知識がなくてもファンボーイズは楽しめる作品に仕上がっています。
映画:ファンボーイズの概要
公開 | 2009年 |
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監督 | カイル・ニューマン |
主演 | サム・ハンティントン |
TOMATOMETER | 32% |
個人的な話になりますが、スターウォーズはファンボーイズの時代設定と同じく旧3部作(エピソード4・5・6)とエピソード1しか観たことがないので、ぴったりでした。
エピソード1は前作から16年ぶりの新作ということで当時は大変話題になりました。
ファンボーイズは、とてつもなくスターウォーズが大好きな若者たちが主人公です。
仲間の一人がガンで余命が3ヶ月という状態になってしまったので、
「エピソード1を観ずに死ねるか!」ということで始まる、青春友情物語です。
公開されるまでだと仲間が死んでしまうので、公開前に完成フィルムを盗みに行くという計画を立てて、旅に出ます。
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スカイウォーカーランチへGO!
男4人で実際にルーカスフィルム本社が入るスタジオの総称「スカイウォーカーランチ」を目指し旅に出ます。
コメディやパロディ要素も強いファンボーイズですが、ロードムービーとしても楽しめます。
4人は言うまでもなくスターウォーズオタク。
道中様々な寄り道やトラブルに合いながら、友情を深め、スカイウォーカーランチを目指していきます。
余命3ヶ月とかいう悲惨な状況を感じさせない演出ですが、感動もでき笑えますので楽しい気分になりたい時に適した作品です。
ファンボーイズのメンバーたち!
ファンボーイズの主人公は4人組の若者たちです。
中でも、エリック(サム・ハンティントン)とライナス(クリス・マークエット)の友情や関係性に焦点が当てられています。
ライナスが余命3ヶ月のスターウォーズオタクです。
微妙に高校を卒業してからというものの、友人との関係性が変わってくる部分があります。
エリックはエリックで葛藤を抱えていますし、ライナスには残された時間が多くありません。
いろいろな部分が影響して多少ギクシャクしている二人は、本当は息の合った大親友です。
二人の友情が物語ではカギになっています。
他の友人3人もキャラクターが良い
強烈なキャラクターのハッチ(ダン・フォグラー)、オタク感満載のウィンドウズ(ジェイ・バルチェル)の二人が加わって、4人組が完成します。
ジェイ・バルチェルは、よくこういうキャラクターを演じているイメージがなんかあって雰囲気とかもこんな感じで変わらないですよね。
あとは、紅一点のゾーイ(クリスティン・ベル)もいます。
彼女もスターウォーズオタクです。
ハッチはコメディリリーフとトラブルメーカーとして大活躍ですね。
ウィンドウズも抜けた小ボケを連発しています。
ゾーイはツッコミ役といえばツッコミ役ですね。
それぞれのキャラクターもしっかりしており、見せ場もありますので良いバランスの「主人公4人+1」といった感じになっています。
ファンボーイズは脇もカメオも豪華!
細かいパロディが多く含まれているファンボーイズ。
スターウォーズ本編からのカメオ出演もあり大変豪華です。
レイア姫(キャリー・フィッシャー)はお医者さんとして出演しています。
また、ダース・モール役(レイ・パーク)は警備員。
ランド・カルリジアン役の(ビリー・ディー・ウィリアムズ)も出ており、それぞれがセルフパロディをしています。
また、敵役として「スタートレック」のファンの総称であるトレッキ―軍団も出てきます。
そしてスタートレックのジェームズ・T・カーク役のウィリアム・シャトナーも出てきます。
シャトナーはセルフパロディ多い気がしますよね。
ジェイ&サイレント・ボブでお馴染みの、スターウォーズファンのケヴィン・スミスとジェイソン・ミューズも出てきます。
ダニー・マクブライドやダニー・トレホも出てきます。
一番の脇役としては、セス・ローゲンがフル稼働しています。
ヴュー・アスキューニバース系列のケヴィン・スミス作品では、お馴染みであり人気キャラクターのジェイ&サイレント・ボブが主役にとうとうなった作品があります。それが、「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」です。「クラークス」、「モール・ラッツ」、… 【ジェイ&サイレント ボブ 帝国への逆襲】ファンへのご褒美!ケヴィン・スミス… – coxones.net |
映画:ファンボーイズのネタバレ・感想
ファンボーイズでネタバレもクソもないんですが、本当にあらすじそのままでガンでエピソード1公開まで持たないから、完成フィルムを盗むという話です。
それまでの道中や友情、青春っぷりを楽しむ映画です。
ギャグは満載ですし、キャラクターが良いので観ていて楽しいです。
スタートレックファンとの戦いやカメオ出演の中にも、ギャグ要素が満載です。
ガンで死んでしまうという悲壮感は一切感じさせないですが、最後は感動させられます。
スターウォーズが中心の世界になっているのですが、知らない方でも全然楽しめるでしょう。
大事なものは何かということ
彼らは盗むことが出来なくても、行動することが目的であったのでしょう。
もちろん、エピソード1を観たい気持ちは世界一強いんですけどね。
本当に大事なものは友情であり、仲間です。
彼らは、無謀な計画を真面目に行おうとしており、突拍子もない感じもするでしょうが、本質的には友情を優先して大事なものは何かということを旅を通して見つけることが目的です。
スターウォーズと同じぐらいの壮大な冒険をしたと言ってもいいのではないでしょうか。
勢いとパワー、青春を感じる
とにかく推進力がある作品です。
物語からも役者さんたちからも感じます。
アメリカの話ですけど、共感できる部分は多くあります。
大人と子供の狭間なような感じから、少し成長する部分を描いていて、ただのコメディやパロディという要素だけではない良さがあります。
映画:ファンボーイズ、オススメです!
青春ロードムービーのファンボーイズは、笑って泣けるしサクッと観られる良作です。
ポップコーンとコーラを片手にスターウォーズファンの方もそうでない方も、楽しめる作りになっているので、敷居はとてつもなく低いです(笑)。
友情の大切さと、若さ溢れる作品になっていて、どの部分がというよりは観終わった後に心に何かが残る感じがします。
余命が少ないとわかった時に、何をしたいのか、何が大事なのかを考えさせられますが、重たさは一切なく笑えます。
ファンボーイズは、愛にあふれた作品です。
スターウォーズは観る気がない方もファンボーイズは気に入るかもしれません。
とにかく百聞は一見に如かずですので、
言いたいことは、
「ファンボーイズ」、オススメです!
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