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【トレーニングデイ】最凶のベテラン麻薬捜査官による新人刑事への最悪なトレーニングデイ!

トレーニング デイ」は、ベテランの麻薬捜査官の元に配属されたばかりの新人警察官の訓練日を題材にしたサスペンス映画です。

様々なことに驚きを隠せない新人警官と、警察らしからぬ振る舞いをしているベテラン捜査官を描いていて、

理想と現実、本音と建て前、思惑などが入り混じる、想像を絶するトレーニングデイが繰り広げられていきます。

映画:トレーニング デイのあらすじ・概要

公開 2001年
監督 アントワーン・フークア
主演 デンゼル・ワシントン
TOMATOMETER 72%

ロス市警の麻薬取締課に配属されたばかりの新人警察官と麻薬捜査官としてベテランの中のベテランがバディを組み、実地研修をしていきます。

いわゆる訓練日、トレーニングデイと言われている研修であり、普通の警察官の業務とはまったく異なる麻薬捜査官の仕事を新人警官は実際に目にしたり、体験していくことになります。

治安の悪い地域に我が物顔で出入りしたり、ギャングや反社会的な人物とも繋がり、法律をも侵すような捜査を行うベテラン捜査官に対して、

新人警察官は不安や葛藤を覚えますが、麻薬捜査官とはこうやって仕事をするんだという言葉や麻薬捜査官になりたいという気持ちから、悩んでいきます。

正義を行う警察官が悪に染まる、悪事を働くという現実と建前や理想に揺れる新人と過激でやり過ぎのベテラン捜査官が隠している計画もあり、とてつもないトレーニングデイは予想外の結末を迎えます。


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最凶の麻薬捜査官:アロンゾ・ハリス刑事

記事内の画像は「IMDb」から引用

トレーニングデイの主人公は、ベテラン麻薬捜査官であるアロンゾ・ハリス(デンゼル・ワシントン)は、とにかく警察官とは思えない日常を送っています。

見た目も警察官とは思えませんし、振る舞いも恐ろしい。

そして、ギャングなどにも顔が利きますし、ギャングたちもアロンゾには手を出しません。

捜査を逸脱した暴力や犯罪行為に手も染めており、過激です。

街や裏を知り尽くしており、ある意味で支配下に置いているような部分もあります。

アロンゾにとっては普通のことかもしれませんが、異常な暮らしぶりが窺え知れます。

また、己の振る舞いからトラブルを抱えており解決のために計画を練っています。

正義に燃える新人警官:ジェイク・ホイト刑事

記事内の画像は「IMDb」から引用

もう一人の主人公である麻薬捜査官になるための研修に来た新人警官のジェイク・ホイト(イーサン・ホーク)は正義感溢れる若手です。

新人で右も左もわからない状態で、個性強すぎるアロンゾの独特な指導とも言えないようなトレーニングに面食らっています。

ベテランと新人の刑事のコンビはよく警察のバディムービーではありがちですが、この二人は全然バディ感はなく、

ジェイクは常に、よくわからないまま振り回されている感じです。

観ているこっちもジェイクと同様にアロンゾの行動や言動に、振り回されながらジェイクの気持ちを味わえます。

裏社会との繋がりも多いアロンゾ

記事内の画像は「IMDb」から引用

アロンゾは、裏社会の情報屋やギャングとの繋がり、警察や司法でも同じように裏との繋がりがあり、

甘い蜜を吸っている連中との繋がりを持っています。

現実的にこういう権力や反社会の繋がりでの事件などもありますが、その実態は謎に包まれています。

ジェイクも同じで、警察は正義の組織であり犯罪を取り締まることだけでいいと思っていますが、

アロンゾを通じて、理想が砕かれ現実の汚い部分を見せつけられ、アロンゾに対しての疑念を募らせます。

アロンゾはギャングや危険な地区を支配している

記事内の画像は「IMDb」から引用

アロンゾはギャングの支配する地域に女を抱えており、ギャングの連中に対しても恐怖政治のように支配しています。

また、ギャングを自分の駒のように使ったりとギャングからも畏怖の念を持たれている存在です。

ギャングから好かれているわけではないですが、自分の権力や暴力の行使で支配しています。

ギャングそのものも危険ですが、ギャングの支配する地域は普通では警察も近寄らない場所です。

そんな、危険な場所でも肩で風を切って歩くアロンゾの姿から、これまでのアロンゾの影響が見て取れます。

ジェイクを嵌める際にもギャングを利用しましたが、ジェイクがした正義の行動によって、

ジェイクは命拾いし、アロンゾの計画の実態を知ります。

映画:トレーニング デイのネタバレ・感想

記事内の画像は「IMDb」から引用

映画のトレーニングデイは、ずっと何とも言えない緊張感が漂っています。

それは、常に危険な感じとか、アロンゾの肚が読めない感じからかもしれません。

唯一、ジェイクの気持ちや感情だけは伝わってきますが、ジェイク自身が戸惑っていたり、恐怖や緊張を感じているので、

それがより映画の中の緊張感をよりこっちに伝えてきます。

ベテランと新人の刑事の物語として、新人が成長していくというのがよくありますが、

トレーニングデイでも新人のジェイクは成長していきますが、ベテランの教えからというより危機感からの成長であり、

信念を貫いたからという部分がデカいです。

アロンゾの独裁的な面や警察としてはみ出しまくったツケを終始、圧倒されていたジェイクがひっくり返すとこはスッとしますが、

あまりにも絶望的なアロンゾの結末は、ジェイク死ななくてよかったなとは思えど、

因果応報的というか自業自得というか、スッキリというよりは悲惨な感じは否めません。

でも、まぁそうなるわな的な感じはあります。

あんだけ威張り腐っていたアロンゾ仮面が少しはがれるとシャバい感じがとてもリアルで良かったです。

映画:トレーニング デイ、オススメです!

記事内の画像は「IMDb」から引用

トレーニングデイは何でもなさそうなシーンでも、とにかくハラハラします。

ヤバいとこに来ちゃったなぁって感じとか、何をどうすればいいの?って感じがバンバンするからです。

また、アロンゾという刑事そのものにもハラハラさせられます。

とにかく何考えてるかわからないし、感情が読めないし、圧倒的な無敵感もするからです。

主役はアロンゾですが、観てるこっちはジェイクの気分で観れて、

余り味わうことがない種類の緊張感や不安感と恐怖を味わえます。

サスペンスやアクションものとして楽しめますし、ギャングの地域も本物の場所でロケハンをしています。

また、ドクター・ドレーやスヌープ・ドッグも出演していて豪華です。

とにかく百聞は一見に如かずですので、

言いたいことは、

「トレーニングデイ」、オススメです!


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